悪意と良識の破たんは凶悪にエスカレートする実態みたり | 白鳥と猫とわたし

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 先般、一人暮らしの高齢女性が強盗により殺害されるという凶悪事件がありました。事件後に防犯カメラにより怪しい複数の人物の存在が確認されましたが、白昼堂々と被害者宅を訪れ、犯行に及び、室内は大きく荒らされていたとのことです。

 

 犯人らは、振り込め詐欺で女性に近づき、許しがたき凶暴なやり方で、金銭を奪ったとされています。アポ電と呼ばれる手口で、女性宅に、まとまった金額があることを確認した痕跡があり、虚偽の話を持ちかけ、自宅に押し入り、犯行に至ったのでしょう。

 

 振り込め詐欺は、依然として横行しているようですが、専門家によると、昨今、強盗という過激な方法にエスカレートしているケースがあるようです。従来の受け子なる手下が被害者宅に訪れた際、摘発される場合が増えていることから、犯罪グループが確実に金銭を奪おうと過激化していることが指摘されています。

 

 もちろん、詐欺行為は悪質で非道であり、憎むべき犯罪です。しかし、強盗や殺人といった、相手を恐怖に陥れ、人命にかかる凶悪犯罪は、重罪です。何の罪もない、見知らぬ相手を苦しめ、危害を加えるなど、鬼畜のしわざと言わざるを得ません。

 

 世の中には、気軽に、犯罪まがいのことと知りつつ、仲間に勧誘され、加担することがあるかもしれません。たとえば、自分が困窮状態にあって、うしろめたさはありつつも、これぐらいなら許されるとか、良心を曲げ、悪質な行為に協力して報酬を得ることがあるかもしれません。

 

 けれども、振り込め詐欺が強盗に凶悪化するケースのように、悪意や良識を逸脱することは、いかに悪の連鎖を生むのか、心に留めなければなりません。それは、人として恥ずべき存在に成り果てるということです。

 

 不本意にも犯罪に加担し、グループから逃れられない事情がある人物がいるかもしれません。生きるために、悪質な手立てもいたしかたないと考える人物がいるかもしれません。

 

 しかし、他者をあざむき、他人を不幸に陥れて生きることに抵抗はないでしょうか。同じ人間として、不当に生きる自分を誇れるものなどないでしょう。けして、明るい未来を思い描くことなどできないはずです。他者を不幸にして自分が得をしたとして、自分が幸せになれる道理はありません。

 

 やはり、どの段階であっても、早急に、自分自身に立ち返り、良識を取り戻さなければなりません。自分に巣食っている悪意を払しょくして、まっとうな道へと向かうことで、本当にあるべき自分として生きることができるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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