ノコナツガーデンの甘夏もそろそも終了となります
そこで来年に向けて土づくりをはじめているのですが・・・。
植物が成長するためには光合成に加えて窒素が必要なため、一般的には化学肥料にてアンモニア態窒素を散布します。
化学肥料のアンモニア態窒素は400〜600℃の高温と400気圧をかけて窒素と水素を結合させます。
この超高温と超高圧にするために化学肥料工場では膨大なエネルギーとコストをかけるのです
しかし、クローバーの根っこにある微生物=根粒菌は大気中の窒素と土壌の窒素とアンモニアに変換し、固定化してくれる偉大なる存在なのです。
もちろん膨大な工業的エネルギーもコストもゼロ。
超高温高圧処理もまったく必要なし。
常温常圧で窒素固定を行う微生物は自然界を司る神なのです
ゆえに、果樹栽培においても草刈りは非常に重要な作業なんです。
そして「草刈道」と呼べるほど、大切な作法があります。
もっとも大切な作法は高刈り。
草を10cmほどの高さに切りそろえることを高刈りと言います。
逆に地肌が見えるほど、ツルツルに草を刈ると見た目にはスッキリなのですが・・・。
夏場は特に地面の水分がすぐに蒸発してしまいます。
そこで草で地面を覆うことで乾燥を防ぎ、果樹に水分を供給し続けるよう高刈りをしています。
さらにツルツルに刈ると草刈り後にイネ科の草-メヒシバやチカラシバがどんどん生えてきます。
そして、イネ科の草ばかりが成長することでイネ科を好む虫ばかりが大量発生してしまうという弊害があります。
しかし高刈りをするとイネ科以外の草たちも生育することで環境が多様化します。
すると虫の多様性が起こり、特定の虫の大量発生を抑えることができ、人工的に造りあげた農園が生物多様性の共生型の森へと変化していきます
またノコナツガーデンは自然の森に近づけるため、甘夏だけでなく金柑やニューサマーオレンジ、ビワなども植えています。
今後はハーブなども植えて、さらに多様性豊かな環境を構想しています
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