子宮頸がん予防4U** | 土屋香織オフィシャルブログ『Fruitful days』Powered by Ameba

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一人でも多くの方に読んでいただきたい内容です。

長くなりますがお付き合いいただければ幸いです。


子宮頸がんについて のお勉強会に参加させていただきました。


あっこちゃん、あきさんと一緒に始まる前はこんな写真撮ったりニコニコでしたが

この後深く考えさせられボロボロと涙することになるとは。


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子宮がんには2種類あります。


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● 子宮体部ががんになる子宮体がん

● 子宮頸部ががんになる子宮頸がん


体がんは閉経後の女性が

ホルモンバランスや肥満・未妊娠・糖尿病などが主な原因で発症します。


頸がんは20代から40代と幅広い年代で発症し

HPVウイルスが原因です。

そしてHPVウイルスは女性の8割が50歳までに感染を経験する

身近なウイルスなんです。
感染しただけでは自覚症状は現れずさらに感染した方が

全員がんになるわけではないんです。

100種類以上あるHPVウイルスの中の15種類ほどが

がんになる高リスク型と言われています。

また、低リスク型も安全というわけではなく

尖圭コンジローマといった性感染症の原因で

何度も何度も焼ききらないといけないしつこい病気になってしまいます。

これが赤ちゃんが生まれてくるときに産道で感染すると

声帯や呼吸器にカリフラワーのようないぼができる

再発性呼吸器乳頭腫症という恐ろしい病気になってしまいます。

小さな赤ちゃんの体に何度もメスを入れ取り除かないと

息ができなくなって死んでしまいます。

いぼなので取り除いても取り除いても復活するので

何十回と手術を繰り返さないといけなくなってしまうんです。


そんな中最近ようやく日本でも


子宮頸がんの原因となるHPV16型と18型の感染が予防できる

2価HPVワクチン(GSK)が接種出来るようになりました。

先進国の中ではありえないほど遅くの認可です。


16型と18型に加えてコンジローマの原因となる

6型と11型の感染予防もできる4価ワクチン

すでに世界120カ国で認可されているにもかかわらず

日本は未だに認可されていません


しかもオーストラリアではこの予防接種、

12~13歳の女の子を対象に接種を推奨していて

100%国が費用を公費で負担しています。


全部で3回接種して免疫が完成する子宮頸がん予防ワクチン

日本では3回受けるとほとんどの地域で自己負担なので

なんと接種に5万円以上かかるんです。

余計なことにお金を使っていて

なぜこういったことに税金を使わないのか理解ができません。

予防接種は男性ももちろん接種できます。



勉強会では23歳の時子宮頸がんを発症し

子宮全摘出をされた阿南里恵さんから貴重なお話を伺いました。


半年前の検診では以上無しだったのにたった半年後末期で発見されたこと。

若いとがんは進行も早いって言いますよね。


たった23歳の若さで

あかちゃんが産めなくなるという決断を

しなければいけなかった時のこと


つらい抗がん剤治療


長くてきれいな髪がぼろぼろと抜けたときのこと


手術して子宮がなくなるという現実を前に手術前、病院から逃げたしたときのこと


病気の娘を見て親も大変辛い思いをしたという話



手術後も辛い治療の副作用から体の自由が奪われ

それまでしていた仕事ができなくなってしまった話。


お母様は阿南さんのこういった公演活動にずっと反対されていたそうですが

阿南さんの少しでも多くの方に、予防することのできる子宮頸がんについて知ってもらい

辛い思いをする方を少しでも減らしたいという強い思いが通じて

背中を押してくれるようになりました。



検診を怖がらず定期的に受けるべきです。

ママはもちろんのこと、年頃のお子さんを持つママも

お子さんに検診を勧めてあげるべきというお話も先生、されてました。

若い子に『どうして検診に行かないの?』と聞くと

『親にばれたら嫌だから』と言う子が多いそうです。

親が勧めてあげればいいんですとおっしゃってました。


ワクチンを受けた後も検診は大切です。


検診はめん棒で頸部をこすって細胞のかけらを顕微鏡で覗くだけの簡単なものです。


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↓こちらは体がん検査用のギザギザのブラシがついた検査器具


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海外では9価ワクチンというものもあるそう。


1日も早い4価ワクチンの日本での認可を切望します。

どうか公費での接種ができるようになりますように。


子宮頸がん・尖圭コンジローマが『過去の病気』と言える日が

近い将来訪れることを心から願います。



子宮頸がん4Uウェブサイト