発達支援センターに巡回に来ている児童精神科の先生に相談した時の様子です。



先生はこの数十分のあいだに、シマの特性を見透かしたようでした。
先生「シマくん、自分の感情を表現するのが苦手なようですね。さっき僕がシマくんが一番聞かれたくないことを聞きましたよね。園で嫌なことがあるの?って。」
「そうしたらお母さんに言って、と自分で言うのをやめた。するとお母さんは拒否をして自分で言うよう勧めた。でも言えない。自分の言いたいことが伝わらなかったから、行動に出たんです。おやつを要求したり、机の上に乗ってみたり」
えー!そこまで診断に含まれていたのか…内心、私が答えれば良かったのかな…と思っていると。
先生「シマくんは言葉を知っています。でも、自分の気持ちをうまく言葉にできない。おそらく、その部分で通常の6歳と1~1歳半くらい差があります」
先生「今の様子を見て、田中ビネーの検査を踏まえたところ、定型児のように何も心配ないです、100%大丈夫です、そのまま小学校へ行ってくださいとは言えないです」
ギクッとしました。でも…
先生「ただ、僕が主治医なら診断はつけない。発達障害って幅が広いんです。親御さんが困っていたら診断をつけることもある。でも僕はシマくんに診断をつけたり、お薬を処方することは必要ないと思います。グレーゾーンとは言えるかもしれません。でも、4.5年生くらいで言葉を表現することは他の子に追いつきます。そして、これからシマくんには環境調整が必要です」
「シマくんの思っていることを、常に大人が示してあげること。この子は今どんな気持ちなんだろう、悲しい気持ちだね。などと感情を代読しながら絵本を読む。そして、毎日毎日観察すること。」
「年下の子には優しいのは、自分が階段を1歩下がれるからです。下の子は、シマくんほど喋れません。だから優しくできるんです。でも同級生は、5-6歳で急激に言葉が伸びる。女の子なんて特に。そして、自分は表現ができない→手が出たり破壊してみたり行動が出るんです。」
今までの問題行動の原因がスっと入ってきました。大人とは対等に接することができる。下の子の面倒見もいい。なんで同級生だけ、と本当に謎だったんです。
勝手に教室を出るから、多動でADHDなのかとおもっていました、と伝えると
先生「敢えて診断名をつけると、自閉傾向がある、ということになりますね」

……
………じ、自閉傾向?!?!


絶対それはないと思っていたので天地がひっくり返ったようでした。
言葉は発達していると思います、と園にも言われていたし、話も聞けていると言われたシマ。友達とも遊ぶし、友達も好きだし、まさかコミュニケーションの部分で凹があるとは、本当にこの時まで思ってもみませんでした。


続く