金曜日は会社の人と六本木で朝までカラオケした。
ホストに行くよりはずっとマシな過ごし方だなぁと思った。
土曜日はナオちゃんと『もうやんカレー』を食べた後、平和に家で過ごした。
『もうやんカレー』にいるときに、チャーハンから電話があったが、電波がいまいちで切れたまま、かけ直さなかった。
『H』では焼きそばと専務が一緒にバースデーを祝っているはずだった。
転職したばかりのベリーちゃんは、毎日本当に忙しそうで、あんな風にしょっちゅういっしょに備えていた日々がウソのようだ。
毎日夜中まで仕事していて、そこそこ忙しく働いているわたしより更に忙しく仕事している。
恒例の土曜日にも『K』に来店する様子もなかった。
結局チャーハンからはそれ以上の来店促進はなく、わたしも平和な土曜日を過ごした。
日曜日。
わたしは少しだけ仕事をして、出張で日本に来ている父親と食事をした。
東京駅の大丸の中にある蕎麦屋で、父親と熱燗を飲んだ。
9時過ぎには新宿に戻って、久々に会った飲み友と歌舞伎町のバーでバーボンソーダを飲んだ。
『C』の近くで、この間ハンバーグの家で会ったリンゴ飴さまと遭遇した。
電話中だったリンゴ飴さまはわたしに、「『C』に寄って行きなよ!」という仕草だけしたが、わたしはニコニコ笑って手を振って通り過ぎた。
『C』は今日も1部時間の営業をしているのだ。
ハンバーグからひまメールが来て、やっぱり1部営業に弱いのだなぁと思った。
わたしは
《これから友達とごはんなの》
とわかり易く断った。
そして、先日家営されたことを思い出して、あの程度のことで簡単に来店すると思われたくないなぁ。と思った。
チャーハンから電話があり、
「来ないのか?」
と言われて
「うん」
と答えた。
「来い!」
と言われても
「うん」
と答えただろうに、今日のチャーハンは控えめだった。
「最近チャーハンくん冷たいもん。だからやだ」
わたしは面倒なことを言った。
「あー。この間、来いって言ったのに来なかったからじゃない?」
と水曜日のことを持ち出して、わたしに冷たくしていることを認めた。
「あの日は、本当に仕事終わらなかったんだよー」
結局わたしはチャーハンとかみ合わないまま、電話を切った。
23時過ぎに、ハンバーグから電話があった。
「もうごはん終わった頃かなー思って」
確かにわたしは飲み友と別れるところで、ちょうど家に帰ろうとしたときだった。
「うん。でも帰ろうかなーと」
「何ですいかはいつも、そんなノリ悪いこと言うん?」
「だって・・・」
「ちょっと逢いたいやんか、店前まで来て」
「やだ、拉致られるから」
「拉致らんわ」
「じゃ、お店まで行ってどーするの?」
「交渉やん」
「交渉?」
ハンバーグはまた今日もお茶をひいたようだったが、わたしは本当に《チューしてやったから来た》とだけは思われたくなかった。
だから、お店の前まで行くのも躊躇われたが、かなり近くにいたこともあり、わたしはまた5分後にお店の前でハンバーグと待ち合わせをしてしまった。
つづく