ハンバーグくんと本当に破局した。
ここのところ、わたしはあまり精神状態がよくなかった。
ハンバーグくんにいろいろ痛いことを言ってかまってもらおうとした。
しばらく会いたくないと伝えてあった。
わざとらしく「オレは会いたい」とか言われなかった。
「すいかが決めたことやもんな」
って。
それはそれでさみしいけど、冷静に考える時間をもらった。
《ホストに行くこと自体をやめようと思う。元気でね》
とメールしたところ、
《今までありがとう。みかこもお元気で》
と返事が来た。
もちろんメールはこの一往復ではないが、簡単に言うとそういうことだ。
昨日の昼間。
オフィスにいたわたしは、急に涙が溢れてきて、携帯電話と財布を手に、とりあえずエレベータに乗った。
会社を出て、道を渡った公園のベンチに腰を下ろす。
その瞬間涙が溢れて止まらなくなった。
びぇぇぇぇぇ~ん!!!
もちろん声に出して泣いた訳ではないが、音をつけるならこんな泣き方だった。
滑り台で子供を遊ばせていたママがこっちを向いて、すぐに視線をそらせた。
推定年齢、わたしとほぼ同じ。
ベリーちゃんに電話する。
「兄と破局したのぉ」
ベリーちゃんはハンバーグくんのことを兄と呼んでいる。
ベリーちゃんに説明しながら、何だかヘンな話だなぁと思う。
ホストを好きになったからお別れする。って??
何か違くない?
だいたいそれ自体が職業みたいなもんじゃん??!
百石さんだって、《まずふられることはありません》ってコメントしてたぞ。
はぁ。
ベリーちゃんに話しながら、更に落ち込む。
去年の■月、選び方がわからず、いい加減に決めた人生初の担当ホストハンバーグくん。
■ヶ月たった今、こんな気持ちになるなんて。
仕事抜け出して泣くことになるなんて。