シャンパンの海で遭難。1 | すいかの歌舞伎町フル盛り日記

すいかの歌舞伎町フル盛り日記

ホストに通っているうちに、ついついどうでもいいことを調査・研究してしまうすいかです。



これは数年前に歌舞伎町でおきたことを書き残したわたしの日記です。

お恥ずかしながら全て実話ですが、もう時効よね?ww

月曜日。
ベリーちゃんが玉子焼きくんとデートしているのを知っていたからか、わたしは角煮くんに会いたくなっていた。
しかし、最近『K』に行き過ぎているような気がして、料理に力を入れて自粛した。
金曜日に作ったぶり大根からいい出汁が出ていて、これを何かに使えないかと考え《土鍋ごはん》にした。
生姜を多めに入れて三つ葉を山盛りのせたごはんは、超うまかったが、ひとりで食るのは淋しかった。
チャーハンと電話したりして、どこにも行かずに早寝した。

火曜日。
ベリーちゃんが珍しくホスト以外の人とデートだと聞いていたので、家にいた。
8時頃に電話がかかってきて、デートが終わったとのこと。
ずいぶん早い時間から逢っていたようで、相手は仕事に戻って行ったらしい。
新宿まで来てもらって、『春秋』で軽めし。
週末しかいないはずの玉子焼きくんが今日は出勤しているそうで、何となく『K』に寄るかということになる。1時間だけ『K』に行く。
そこにザッハトルテくんがお客さんを連れて来ていて、お店の奥の方でひっそり接客していた。
そのヘルプ要員として玉子焼きくんは呼ばれたらしい。
そしてなぜか『C』のシメサバくんも来ていて、ベリーちゃんはまた気まずい雰囲気になる。
その奥の方の席でひっそりロマネ・コンティが入る。
銀座のママ風の高そうな着物のザッハトルテくんの客。
ザッハトルテくんのバースデーが終わったばかりだから、後祝いということか。

家に帰ってからハンバーグくんに
《ザッハトルテ、ロマネ入ってたよ》
とさり気なくメール。
《ザッハトルテさんならそれぐらいやるやろー》
と普通の返事。
あれ?

少しして、
《何で知ってんの?》
とメール。
《気づくの遅いよ》
《だすよね》

早い時間の『K』の一角を借りてザッハトルテくんは営業していたのだ。
簡単に説明する。
ハンバーグくんは風邪をひいたらしく、喉が痛くて辛いと言う。
軽い来店促進。
その後また深い話になる。
このところのわたしの様子はおかしくて、理由を説明してほしいと言われる。
説明も何も、ハンバーグくんに振られて投げやりになっているだけだ。
「振ったつもりはないけどなー」
そんな脳天気な返事。
話の途中でZさんから電話がかかってきたので
「かけ直すね」
と言って一度電話を切る。

Zさんの電話を切ってかけ直そうとしたら、ハンバーグくんにはつながらなかった。
気づいたら、ハンバーグくんからメールが来ている。
《ちゃんと話せなくなったらもう終わりやな!そうやって逃げてればいいわ!さよなら!》

確かに明日のことを考えると今日お店に行くのは辛い気がした。
でも、体調が悪いとか言われると気になるものだ。
《行ってあげようと思ってたのに・・・簡単にさよならって言うんだね》
《すいかも簡単にさよならって言うやん!行ってあげようと思った?だったら話してる最中にTEL切るなよ》
《仕事電話かかってきて、かけ直すって言ったじゃん!》
《なんやねんTEL掛かってきたって?そんなん聞いてないわ!》
《聞こえなかったのかも知れないけど、そう言って切ったよ。何でそんなに怒るのかわかんない。そんなに言うならさよならでいいよ》
《さよなら!むかつくわ!》
《ほなさいなら》

何か、ちょっとしたことでこじれて、さよならになってしまった。
何これ。
どう考えても、くだらない理由なんですけど。
こんなことでわたしたちの■ヶ月が終わってしまうんだろうか。
アホすぎる。
悲しいとか怒りとかいうより呆れてしまった。

水曜日。
さよならを言われたままハンバーグくんからは何の連絡もなかった。
わたしは午後になって確認メールを出した。
《まだ怒ってる?本当にさよならなの?ハンバーグくんがどうしてもさよならって言うならしょうがないけど。わたしはハンバーグくんと仲良くしたいよ》
返事がなかった。

そう。
この気持ちを聞いてもらうために、わたしは大雨の中『K』に行くことにした。


つづく