ベリーちゃんご乱心。5 代理戦争 | すいかの歌舞伎町フル盛り日記

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ホストに通っているうちに、ついついどうでもいいことを調査・研究してしまうすいかです。



これは数年前に歌舞伎町でおきたことを書き残したわたしの日記です。

お恥ずかしながら全て実話ですが、もう時効よね?ww

※ベリーちゃんご乱心。4の続き


閉店間近になると、パイナップルタルトくん、プリン王子が遠目に見てもおかしくなっていた。
パイナップルタルトくんはせっかくの男前の人相がかわり、フラフラ。
プリンくんは上半身裸になり、走り回っている。
これまた酔っ払ったリンゴ飴くんが席に来て、ハンバーグくんについて熱く語る。

今まで誰も崩そうとも思わなかったプリン王子のNo.1の牙城を、一瞬でもハンバーグは本気で取りに行った。
今までこの店には、そんな奴がいなかった。
自分はうれしい。
自分の売り上げを分けてでもハンバーグを応援したい。
みたいなことを、泣きながら言って、
「こんな話するヘルプ、いないでしょ」
と訊いてきた。
「いないね」
と答えると
「誰にでも言ってる訳じゃないから」
と、笑っていた。
リンゴ飴様は笑顔がよい。

そこにプリン王子が来て、両手でわたしの手を取った。
テーブルの上にそのつないだ両手を乗せて、そこに額をくっつける。
王子は号泣していた。
王子の涙がわたしの手の甲を伝う。
きれいな人のきれいな涙。あぁ、もったいない。
「ハンバーグを・・・」
あんまり王子が泣くので、わたしの方がオロオロしてしまう。
「ハンバーグを、ここまでしてくれて、ありがとう」
「ありがとう」
「ありがとう」
王子は泣きながら、ありがとうを何回も言った。

「いえ、わたくしには、何にもできてませんでした」
そう言っても、プリン王子は
「そんなことない」
「そんなことない」
と言い続けていた。
プリンくん、なぜわたしがハンバーグくんの(妄想)心のエースだと知っている?

結局朝7時すぎまでお店にいて、帰宅。
表でも泣きじゃくるホスくんたち続出。
「みんな、すぐ泣くねん。1年に1回か2回、こういうことがあんねん」
といつもはすぐ泣くくせに今日は泣いてないハンバーグくんが言った。

帰宅して、帯を解いて、爆睡。
ハンバーグくんたちは、みんなで花園神社に初詣に行くとか、その後焼肉新年会とか言っていたような気がするが、とにかく役目は終わった。

シメサバくんは最後の最後に抜きつ抜かれつを繰り返し、やっと自分の卓で入ったピンクのヴーヴでとどめを刺したかに思えたが、時間切れ。
ピンクのヴーヴは1月期の売り上げになってしまい、結局No.4で終わった。
ってことは、今のところ、1月の暫定No.1か?
残念だがしょうがない。
あとはベリーちゃんの今後を案じるだけである。
これからもいっそう、スーパーエースぶりに拍車がかかるに違いない。
こうして代理戦争に加担しておきながら、心配である。