第二章主演ホスト。2 | すいかの歌舞伎町フル盛り日記

すいかの歌舞伎町フル盛り日記

ホストに通っているうちに、ついついどうでもいいことを調査・研究してしまうすいかです。



これは数年前に歌舞伎町でおきたことを書き残したわたしの日記です。

お恥ずかしながら全て実話ですが、もう時効よね?ww

※第二章主演ホスト。1の続き


その後、チーズケーキくんが最近始めたというゴルフの話をし、映画の話になった。
チーズケーキくんとわたしは、ヴィンセント・ギャロの話で盛り上がり、スタンリー・キューブリックの話で、再び盛り上がった。
チーズケーキくんの映画の知識はわたしのポイントをついていて、同じ業界にいる後輩の男の子と話しているような気がした。

その後、ハンバーグくんとはどういう付き合い方をしているかとか、ハンバーグくんがどういう営業をしているかとか細かく訊かれたが、あまり詳細を話すのはハンバーグくんに申し訳なく思い、適当ににごしておいた。
ただ、わたしはハンバーグくんに非常に楽しい思いをさせてもらっているということをチーズケーキくんに伝えた。

わたしは、「歌舞伎町ホスト日記」というブログを書いていて、その内容が好評のあまり、最近出版の話が来た。
ほとんどハンバーグくんのことばかり書かれている日記で、ホストなんか全く興味ない人が読んでも、そこそこおもしろい内容になっている。

わたしはきっといくつものホストクラブに上手に通うことはできないので、もし、チーズケーキくんのところに通うとしたら、ハンバーグくんの『C』はやめて、『L』にしか通わないと思う。
そのとき、チーズケーキくん、あなたはハンバーグくんよりおもしろい『第2章』になれる?

変わった問いかけである。わたしはホストくんに、
「あなたはわたしに、おもしろい日記を書かせることができる?できるなら通うわ」
と言い放ったのだ。
バカとしか言い様がない。
もちろんできないとは言わなかったが、チーズケーキくんはバカではないのでいい加減なことも言わなかった。
「そのブログ、超読みたい。読ませてよ」
そう言った後
「オレ、頑張るよ」
と自信なさそうに笑った。

わたしからチーズケーキくんにひとつだけはっきりと希望を言った。
「わたしに半端な色をかけないでほしい」
ということだった。
お店でプロとして楽しませてくれる。そこに重きを置いてほしい。
そう伝えたら、チーズケーキくんは一番自分の得意なジャンルだと自身ありげだった。

わたしたちの話はかなり盛り上がったので、チーズケーキくんの腕が炸裂したとうことだろう。
お店を出てから、自然と『L』への道を歩き出すチーズケーキくんに何と質問した方がいいなかぁ。
と考えていた。

「どうする?」
チーズケーキくんが訊いてきてわたしはホッとする。
本当は、こんな風にごはんをごちそうになったら、お店に行くのは仕方ないなぁ。と思ってはいた。
ただ単に、黙って着いて行きたくなかっただけだった。

「VIPルームでいいよね」
どうするの先は、お店に来る来ないの質問だと思ったら、わざと外された。
「そっちかい」
わたしは小さくつっこんで
「VIPルームって何?」
と普通に訊いた。

奥にあって音楽が静かなだけで、追加料金が7000円だか8000円だかのスペース。
それがVIPルームらしい。
『C』にはVIPルームがないので、あまり雰囲気がつかめない。

「ふつーのところでいいです。わたしVIPじゃないんで」
そう言ってわたしは、[初回の翌日に同伴する]という速攻に自らはまったのだが、はまりながらものすごく警戒していた。

チーズケーキくんの出勤は2時半だった。
お店に入ってやっとチーズケーキくんのローズピンクのパンツの意味を理解した。
今日は、『私服デー』だったのだ。
あまり男の子の顔を覚えられないわたしも、さすがに昨日会った子のことは思い出し、
「あー。そう言えば君、昨日話したねぇ」
とか言いながら、メニューを見て、一番安いブランデーを入れた。
チーズケーキくんは、初回の翌日の食事に誘い、私服デーに同伴という、できるだけのケアをしたからか、もう少し高いボトルの入るのを期待したようだった。
わたしは、
「まだ、通うかどうか、わからないから」
とかんじ悪く言って、メニューリストのもう少し下の方に書いてあるブランデーを断った。

その後、チーズケーキくんがシャンパンを飲みたいと言い出したので、断りながら昨日の太客ごっこを反省した。
しかし、今日ぐらい細く飲ませるフリをしてみようとか思ってくれてもいいのに。
あちらはあちらで最初が肝心だと思っているのだろう。

やっぱりヘルプくんたちのことを全然知らないお店にひとりで長居するのは辛かった。
チーズケーキくんが気を使ってわたしにかなりの時間を割いてくれたことはわかっても、2時間も経たずにわたしは帰りたくなった。
チーズケーキくんのほかに2人のヘルプくんがついてくれて、ややエロトークをしていたとき、1人のヘルプくんが、ナカナカおもしろいことを言うことに気づいた。
この子、バカそうな下っ端の子みたいなのに、なかなかおもしろいこと言うわね。

そのホストくんは席に着くときに自ら名乗らなかったので、昨日会ったんだろうなぁとしか思っていなかった。
「今日、ベリーちゃんも来れたらよかったんですけどね~残念やわ」
「?」
「4人で食事できたらよかったんだけど」
「!」
あ、この子が豚足くんか。ごめんごめん。下っ端の子かと思ったよ。

その、妙にトークのうまい子こそ、昨日ベリーちゃんが送り指名した豚足くんであった。
ベリーちゃんが気に入るにしては、全然大したことのないビジュアルだった。
ベリーちゃんは、何を思って豚足くんにしたのだろう?
コラーゲンっぽさかな?
そう思いながら、わたしはほぼ2時間で『L』を後にした。

気づいたら、何度かカルパッチョから着信があった。
自分からかけるつもりはないなぁ・・・と思いながら歩いて家に帰っている途中にまたかかってきた。
「すい何してるの?」
「何してると思う?」
「ちょっとだけ飲みにおいでよ」
「残念!昨日ね。『G』に行く前に『L』にも初回行ったんだけど、今日早速『L』に同伴しちゃった」
「え、そうなん?」
「ごめんね。こっちでシュワシュワするわ」

代表ともなると、来いって言えば来ると思っているんだろうか。
わたしは、わざと悔しがらせるようなことをカルパッチョに言って電話を切った。
意外と腕ないなぁ。



追記:
育ちざかりだったこの頃、他店へ興味しんしんでした。
しかも、『L』の初回ではじめてやった太客ごっこに自らはまって、こうして初回の翌日同伴しました。
この初回翌日同伴っていうのも、このとき1回だけですね。
申し訳程度にカフェパも入れて、支払いは6万いくらでしたね。
『C』の社員旅行中に話を進めなきゃ!と、わたしもチーズケーキも思っていたんだと思います。

でもこの後、2度と『L』には行きませんでした。
チーズケーキはいい人過ぎて、当時のわたしにとっても驚きはなかった。
このとき、第二章は始まりませんでした。
第二章が始まるのはもう少し後のことです。

話は変わりますが、わたくし本日、歌舞伎町に飲みに行って参ります。実況中継…たぶん無理だろうな。

きのうは、ブログのアクセス数、もーちょっとで3000だったんですよね。
なんか面白いことしたいなー

ひとまず、この後はマニアックな初回報告です。