もう6月18日だ。

ワールドカップが始まった。

結婚して、何度目だろう?

もしかしたら、「何度目だろう?」「あと、何回?」と感じることは、これからもっと増えていくのかも知れない。

夫のサッカー熱は相変わらずだ。
 

私は?というと、最近、ジムが楽しくて仕方がない。

夫は、若いインストラクターか?と無粋なことを聞くが、自分の身体に手応えを感じているのだ。

ジムから帰るたびに、私は夫へ力こぶを見せる。

「動いて」と指令を送って、身体が素直に反応してくれて幸せだ。

そして、ジムが終わったあとのサウナと露天風呂も最高だ。

平日に仕事を少しだけ残して、ジムへ行くのは背徳感たっぷりだ。

マシンで汗をかいたあと、サウナへ入る。

フッ〜と息をついて座ると、壁のいたる所に張り紙が貼られていた。

 

なかでも「黙蒸」と書かれた大きな張り紙が目を引いた。

三枚もだ。

「黙って蒸されなさい」と言われているようだった。

サウナの室内温度は80度でちょうどよかった。

だが、見慣れない言葉の圧に、いつも以上に蒸されている気がした。

 

そういえば、前日のプログラムのヨガで隣を見ると女性が仰向けのまま、やけに静かだった。

薄暗い照明とヒーリング音楽のせいか、よく見ると軽いいびきをかいていたのだ。

ジムにはいろんな方がいる。もちろん、誰も彼女に声をかけない。

適度な人間関係が、とても心地よい空間だ。
 

ただ、もしサウナで彼女を発見したら、ちょっとだけ心配だ。

サウナでは黙って蒸されない方がいいかも知れないね。

 

 

 

June 17, 2026
よりみち