20年前のあの日




話し合いの結果、家に戻ることにした


父と母にはいつでも戻ってくる

我慢はしないと約束した


この頃のパパは家族は大事

でも彼女とも別れられないと、ふざけたスタンスをとっていた


私は泣いたり怒ったり狂ったり笑ったりを繰り返していたと思う


無理せず

辛いときは言う

嫌なことも言うと決めた



元通りとは行かないけれど、パパはバレないよう、私は気がつかないふりを続けて暮らした




パパが酔って帰ってきた日


『俺が悪いんだから彼女を攻めないでくれ』と頭を下げられた

?の私に、

『わかってるんだよ!もう彼女に電話したりするのはやめてくれよ』と言われた


へ?へ?何?

知らんけど



いつの間にか私は彼女に電話をして怒りをぶつけたらしい




太い足を惜しげもなく見せ

パチモノの財布を華麗に使いこし

人の旦那に恋する女は

嘘つきだった