介護の小噺
①
「おーい、かあさん、ちょっと来て」
「じいちゃんを産んだ覚えはないけど、なに?」
②
「かあさん、ちょっといいかい?」
「じいちゃんの娘だけど、いいよー」
自分のことを面倒見てくれる人は
「かあさん」なのね
来年も、田んぼやろうね
稲刈りが終わり🌾
今年の田んぼのシーズン終了
最後までバタバタで
初めて田んぼに関わって
反省点は山のようにある
最初は田んぼには手を出さない
そう決めていたけど
予定って、ホント未定だわ
まさか稲刈り予定の1ヶ月前に
急に田んぼをやるとこになるとは
コンバイン(稲刈り機)は扱えないし
乾燥機やもみすり機もわからん
いろんな人の手をお借りして
なんとか終わった
来年分の種もみは確保した
機械はこれから掃除
もみガラの処分もある
田んぼにも手を入れないと
来年も
じいちゃんと一緒に
田んぼできるといいな
じいちゃんと住んで9か月
じいちゃんにとっての田んぼは
アイデンティティそのものなんだと思った
いろんなことがわからなくなっていく中で
朝晩、田んぼの見回りは続いてる
じいちゃんが戦争で父親を亡くしたのは
わずか10才の時
長男だったじいちゃんは
10才で家長になって
家のために田んぼやりながら働いて
兄弟を育て
私たち子どもを育て
人生のほとんどを
仕事と田んぼ
農業をやりながら生きてきた
来年
じいちゃんが田んぼを覚えている保証はない
それでも私は
じいちゃんのために
来年の田んぼの準備をする
来年もじいちゃんと
朝晩、田んぼの見回りをする
今年は長靴が2足潰れた
来年はどうだろう?
2足で済むかな?