こんにちは。
BRCA2+、HBOCのberryです。
リスク低減手術の卵巣卵管摘出を明後日に控えた入院2日目です。
今日はとくにやる事もないので、のんびり、まったりと過ごします。
さて、今回は 「お仕事について その1」の続きになります。
初発乳がんの手術から1年半後に、手術前に働いていた食品会社の研究室で働いていました。
勤務時間もフルタイムとは言いながらも、9時から16時30分までだったので、比較的短め。
実験なので座りっぱなしということもなく、頭と体を使いながら、程良い加減で働けたのは良かったと思ってます。
この職場で4年ほど勤務してましたが、2015年に派遣法が改定され、派遣社員は同一事業所の同一部署での派遣就業は最長3年と定められてしまいます。
3年経過したら、
①派遣先の直接雇用となる
②派遣先を別の事業所へ変える
③派遣会社の直接雇用となり、現在の事業所の同一部署で勤務する
④退職・転職する
などの中から選択することになります。
私の派遣先は大企業のため、①の直接雇用はなく、②か③をから選ぶことになります。
派遣先は仕事の内容も人間関係も良く居心地が良くて、出来ることなら長く働きたかったので、派遣会社の直接雇用になることも考えました。
色々と条件を確認していると、派遣会社の直接雇用にも月給型と自給型があるとのこと。月給型にも地域型(県内)と全国型があるとのだと。
私の場合、勤務年数も長く勤務状況も良いため、月給型になれるとの事でしたが、万が一、派遣元の方針返還など契約を打ち切られることになると、県内での勤務先変更があるのだそうだ。
県内移異動が出来ない場合は、自給型に切り替える可能性もあるそうです。
派遣会社のコーディネーターさんに言われたのですが、ここまで詳細に確認してくる人は珍しいとのことでした。
そういうコーディネーターさんも派遣社員で進退を悩んでいるのだそうだ。
私はてっきり、コーディネーターさんって正社員だと思っていたので、派遣社員だったことに驚いたんですけどね。
私が一番迷っていたことは、派遣社員って正社員に比べて責任は少ないのですが、評価制度に疑問をもっていて、プラスαで業績を上げても、感謝はされても昇級するわけでもなく、給与が劇的にあがるわけでもない。
上昇志向が高いわけではありませんが、正社員だったら、もっと色々と出来ることもあるんじゃないかなぁと思うこともあり、正社員で働いてキャリアップしていきたいと思い、転職活動を始めました。
派遣会社に今後のことを相談したところ、派遣会社の本社で教育係の正社員募集をしているから、興味があれば応募しませんか?と連絡がありました。
勤務形態は、11週間のうち3日は地元勤務、2日は東京勤務だそうで、東京勤務はホテル宿泊でも新幹線勤務でもOKとのこと。
業務内容は、派遣社員の適正判断、実験の基礎教育、キャリアップのための機器訓練などだそうです。
給与や休暇についても好条件だし、新幹線通勤とか楽しそうじゃん!ということで応募し、面接の結果内定を頂きました。
内定を頂いたものの、子供が病気の時はどうしようとか、学校から呼びだしがあっても、すぐには戻れないなとか、心配ごとは多くて、別の会社の結果を待ってから最終的に決めることに。
自分で探していた転職先は、車で20~30分程度の製薬会社の実験、分析。
会社のサイトでは正社員の募集でした。
こちらへ応募したところ、採用課から連絡があり、
「書類選考は通ったが、正社員では県外への転勤の可能もありますができますか。年齢や前職が派遣社員だったことから、正社員ではなく契約社員での応募でどうでしょうか。3年後に社員への登用制度があり、正社員になっている方もいます。」
とのこと。
自分としては希望の職種ではあったのですが、正社員での希望だったので迷いました。3年後だと50歳か…。
採用課の方に、
「50歳でも正社員になっている方はいますか?」
と聞いたところ、詳細は採用面接の時に聞いていただけると助かりますとのことでした。
結局、採用面接を受け、その場で聞いてみることにしました。
面接の最後に、何か質問はありますか?と聞かれたので、
「正社員希望ですが、3年後に登用試験を受けれると聞きましたが、50歳過ぎて正社員になった方は何人くらいいますか?」
に対して、
「去年、53歳で正社員になった人がいます。」
それと病気のことを言ったところ、
「みんな病気になるリスクは抱えているし、今、元気で働けるのなら問題ないですよ」
とのこと。
待遇なら前者、業務なら後者なんだけどな。
前者の新幹線通勤も楽しそうだけど、身体的に大丈夫かな?
後者の報酬についての話は無かったので、あまりにも低い金額だったら、前者にしようとかな。
とかねぇ、悩むよねぇ。
翌日に後者の会社から、報酬の提示と正社員への希望あることを共有するという内容で連絡がありました。
ある程度納得のいく金額だったし、前者の場合は遠距離通勤のリスクもあったので、後者へ決めました。
1か月で引き継ぎなどをして、退職の準備をします。
最後にお世話になった方々にお礼のメールをしたのですが、私が乳がん治療中であることを知っている方は
再発や転移してしまって退職するのではないかと心配されるだろうと思ったので、
「決して再発や転移したのでははく、身体も元通りに戻ってきたので、将来的に正社員として活躍できる職場へ転職するので、前向きな退職です」
と書いて送信。
頂いた返信メールには、
「退職されると聞いて、身体のことを心配しましたが、前向きな転職ということで応援します」など、涙が出てくるような内容が多くて、あらためて居心地の良さを感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、あらたな職場へ。
新しい職場は、かなりの業務量で、正確さやスピードや適性な判断が求められ、多忙な会社のあるあるで人間関係も良いとは言えませんでしたが、自分の持ち味は出せると割り切って働いています。
そして、2年目に正社員登用試験を受けさせていただき、無事に合格。
そして、現在入社から8年目となります。
正社員になってからは、サブチームリーダ、チームリーダー、責任者など責任あるポジションにつき、着実にキャリアアップをしています。想定外だったのは、昇給金額が少ないってことでしたが…
派遣社員を辞めようと思った理由が、正当に評価してほしい事だったので、あの時思い切って転職して良かったと思います。
今でも、会社で理不尽なことや困難なことに出会ったら、あの時、前者を選んでいたら楽しかったかなぁと考えることはありますが、まぁ、そんな事はどこの会社で働いてもあることですしね、今は今出来ることを精一杯こなしています。
リスク低減手術も乳房再建までだと、かなりの日数を休職することになりますが、今まで頑張って会社のために働いてきたので、わがままを言わせて頂き、お願いさせていただきました。
と、こんな感じで、お仕事のことは締めくくりますが、私が20代のころと今では当然働き方も多様化していて、選択肢もたくさん増えています。
病気になったから治療になったから仕事を辞めるというのも一つの選択肢ではありますが、経験者として言いたいことは、
仕事を辞めることはいつでもできる。出来る限りの支援を使って、会社から肩を叩かれるまでは席を置くという選択肢もあるっていうこと。
環境や状況が変化することって、すごいストレスなんですよね。
なんでも慌てて決めてしまわずに、まずは治療を優先し、そのあと仕事については考えればよかったと思っています。
さて、次は何の話をしようかな。
では、また。