先月、松江市のまちなか、雑賀町で開かれたオープンハウスでのことです。
私の知り合いの設計士さんが、住まい手さん(この設計士さんが、注文者さんのことをこのように呼びます。)と一緒になって、つくった一戸建て木造住宅でした。
設計も素晴らしく、オリジナリティいっぱい!
フリー設計による家づくりの醍醐味があふれていました。
実は、感動をしたことが他にあります。
それは、玄関に置かれた、住まい手さん手作りの内覧会へお越しの方へと書かれたレターです。
A4サイズの用紙、裏表一杯に書かれた、マイホームを完成するまでの物語は、感動で涙が出そうになるものです。
その中でも、特に印象に残る部分をご紹介します。
「・・・・家を買う、というこの時代に、家をつくる、という作業は苦痛なことかもしれません。
すべての手続き・交渉・打ち合わせを自らこなしていかなくてはなりません。
膨大な時間を費やすことになります。
でも、どれだけ気持ちを込めたか、家について考えたか・・そこに価値があり、愛着につながっていくのだと気付かされた一年でした。・・・」
マイホームづくりのサポーターとして、これほどうれしい言葉はないと思いました。
マイホームのファイナルアンサーは、住まい手さんそれぞれにあり、正解は作り手さんにはありません。
ここが、ミリオネアと違う点ですね。