一時、都会を中心に、人気を集めていた「医療モール」。
診療科目の異なる診療所が複数集まり、同じテナントビルに入居する形態です。
今、人気急上昇の、「シェアハウス」の診療所版。
高齢者になるほど、複合的な慢性病の方が増えます。
一日に、2~3種類の診療科を回る方も、多いはずです。
単体での開業より、複数の診療所が集まることで、お互いの紹介による集客率アップと、経理担当部署などを共同利用することによる、人件費削減を目的にするものです。
ところが、肝心な診療所が集まらない、途中で退去する診療所による空室が問題のようです。
医療モールは“冬の時代”に 著名な運営会社も相次ぎ破産(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
この「医療モール」は街中が多く、もともとが土地の評価額の高い立地条件であることのリスクがありました。
医療モールの成功要因のうち、立地条件と同じくらい大切なことは、診療所の医療サービスの質です。
開設にあたり、誰でも何でも良いから、とりあえず診療所を集めようという、間違った計画が多かったのではないでしょうか。
また、医療従事者、特に看護師の確保は、医療現場では切実な問題です。
人の手で行われる事業は、人材の質によるリスクが大きな影響を与えることを忘れてはいけないのです。