大学に入るにあたって実家を出まして
そのせいで何が不便って、本について異常なまでに語る私の話を聞いてくれる人がいないこと(笑)
というわけで語れる場所が欲しいなーってことで始めてみました。
続くかどーかは謎ですが、のんびり、時にハイテンション、時にクソ真面目にやっていきたいと思います。
今日読んだのは……
山田詠美の「風葬の教室」
講義で扱った小説で、レポート書くためにまた読んでました。
ざっとあらすじ
夏休み明けに転校生としてやってきた主人公杏はクラスの中心にいる少女恵美子が好きな吉沢先生に好かれてしまったことをきっかけにいじめを受ける。杏は姉の言葉からクラスメイトたちを心の中で一人ずつ「風葬」することでいじめを乗り越える。
といった内容なのですが、
上のあらすじ、あえてこういう書き方をしました。
読んだことがある方は杏はいじめられて当然だろ!と思う方もいるはず。
まぁ私もそう思うんですが(笑)
杏は周りの人間を「大人」と「子ども」に分けていきますが、杏やアッコは本当に大人と言えるのか?なんて疑問も湧いてきます。
他にも疑問は数多く浮かんでくるのですが、そこで気づいたこと。
これ全部杏の語りだ!
つまりですよ、杏の視点で書かれてるのであって事実とは限らないし正しいこととも限らない。
当然のことなんですけど、見事に騙されてました。
大抵の場合読者は語り手の視点で読みますからね。
そう気づくとわかるのが
この小説がどれだけ見事に小学生の少女を描いているかですね。
杏のように見透かした気になって、周りの同世代の子どもたちが自分より子どもに見えてしまう子どもも
恵美子のようにその子が何かをしだすと周りも合わせてしまうような子も
いますよね。
ヒーローキャラであるアッコも同様です。
いますよね、こういう男の子。
この小説は、中学生くらいの女の子が読んだら熱烈に共感する子いるんじゃないかなぁ。
そんなお話でした。