今回のキャストさんについてそれはもう暑苦しく語る | あるひのきりはらさん。

今回のキャストさんについてそれはもう暑苦しく語る

 と、いうわけで、最早毎度お馴染み? 今回のボイスドラマ『縁故採用四重奏』で各キャラクターを演じていただく皆様について、個別にそれはもう回りくどく暑苦しく語るだけの記事です。

 恐らく長くなるでしょう。そしてたまに何を書いているか分からなくなるかもしれませんが(推敲しろ)……寛大な心で読み進めてやってください。

 

 個別に語る前に……改めて、キャスト募集に参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。

 初めましての方、既にお世話になったことがある方……予想以上に多くの声が集まりまして、本当に楽しかったです。

 今回募集した統治・心愛・里穂は、当然ですが私が生み出したオリジナルキャラクターです。全て自分の脳内だけで完結してきたキャラクターが、第三者の力添えで活き活きと喋ってくれる、これは、何度経験しても本当に嬉しい瞬間です。

 今回はどうしても、先に台本ありきのボイスドラマだったので(普通そうだろう……)これ以上キャラクターを増やすことが出来ず、断腸の思いで選考をさせていただきました。悩みました、本当に悩みました。何度も皆さんの声を聴き比べて、小説を読み返して、キャラクターの声を追求しました。

 その結果、納得の行く人選が出来たと自負しております。今回は残念ながら縁を結ぶことが出来なかった皆様……霧原は適度なペースで今後もボイスドラマに手を出すのではないかと思いますので、また何かありましたら、前向きに検討してやってください。

 

 さて、そろそろ本題へ入りましょう。さぁ書くぞ、好きなだけ書くぞ!!

 ちなみにお名前は敬称略、「」内のセリフは、今回のボイスドラマで特に声に出して欲しいセリフです。

 

【リジスターズ・カルテット】

■樋口香澄:陽月スピカ

「そう、ですか……で、でも先輩、あたしのこと、カス呼ばわりしましたよね!? やっぱり、あたしは役立たずってことですか!?」

 いつも真っ直ぐたまに行き過ぎる疾風特攻隊長・香澄を含め、『リジカル』サイドのキャラクター達は、前回のボイスドラマでAパターンを演じていただいたキャストさんにスライド登板してもらっています。

 香澄役の陽月さんは、喜怒哀楽ばっちこーい!!な、テンションと演技力の持ち主なので、今回は特に、香澄の心を不安定に揺れ動かしてみました。きっと、悩める16歳の厄介な気持ちを、声で素敵に表現してくださることでしょう。

 このボイスドラマにおける香澄は、完全に悠樹のことを意識しているので、ならばちょっと甘酸っぱいシーンも入れてしまえと思ってねじ込んでいます。前回にはなかった要素なので地味に楽しみです。

 あと、ようやく戦うんです……!! 『颯』取り出して戦うんです!! 編集が大変とか効果音探すのが面倒とか、そういうこと考えたら負けなんです!! 実はこの技名などを口に出してもらうのが初めてなのでドキドキしてします。恋したり戦ったり忙しい主人公ですが、どうぞよろしくお願いいたします!!

 

■奥村悠樹:高瀬悠

「おはようひーちゃん、今日も元気だね。でも……あんまり元気がよすぎると、俺がギュッて捕まえちゃうぞっ★」

 高瀬さんに悠樹を演じていただくのが、早いものでもう3回目になりました。

 年始のCM企画以降、何かとお世話になって構ってもらっている高瀬さん。そんな高瀬さんに何か恩返しがしたいと思って……今回の悠樹は、色々な意味でぶっ飛んでいます。

 これまでは冷静や先輩やお嬢様に恋される男子高校生として、冷静で落ち着いたキャラだったのですが、今回はとあるキャラに完全に踊らされてタジタジになっている姿やら、香澄にイラッとしている姿やら、上記のようにこれまでのキャラをぶっ壊した姿やら……色々な悠樹を散りばめました。(これのどこが恩返しなんだろうか……)

 でもきっと、高瀬さんなら何とかしてくれるよね、という、一方的な信頼があるから出来ることです。正直、上記のセリフがどんな状態で戻ってくるのか分かりませんが……エコーを準備してお待ちしています!!

 

■東原絢芽:あきべい

「そんな夢物語はありえませんので心配無用です」

 あきべいさんには、前回のCM企画で、ほとんど打ち解けていないような、それはもう冷たい絢芽を演じていただきました。

 今回は多少打ち解けているとはいえ、騒がしい担当は香澄や椎葉がいますので、結局クールなツッコミや、話を先に進める進行役を担ってもらっています。要所要所に凛とした声で話をしめてくれるキャラがいるのは助かりますね。椎葉とのやり取りもねじ込んでいますので、編集が楽しみです!!(この2人のやり取りでは、会話の『間』を編集するのが本当に楽しいんです)

 そして、当然ですが絢芽も『雫』を持って戦うシーンがありまして……水系の戦闘はまだ音として表現しやすいかなーと、チョロ甘なことを考えています。あきべいさんの声を引き立てて、状況説明も出来るような編集が出来るよう、霧原も頑張ります!!

 

■有坂椎葉:琥珀大駕

「いやいや、そんなことないよ絢芽ちゃん。この成人男性と幼女という異色の組み合わせが、俺と絢芽ちゃんの間にも、新たなロマンスを生むかもしれないんだぜ?」
 残念ながらロマンスは生まれませんが(笑)、私に椎葉というキャラを示してくれた琥珀さんの声で再び椎葉が喋るなんて……純粋に嬉しいです。

 今回の椎葉は悠樹の香澄に対する気持ちを知っている時間軸なので、思う存分煽りキャラ(&オチ要因)になってもらいました。琥珀さんはきっと、こちらの意向を汲みとって、更に増幅して戻してくれると思いますので、このシーンはきっと楽しいことになるだろうなぁ……。

 そしてそして、当然ですが椎葉にも戦闘シーンはありますので、地割れの音を探さなければいけなくなりました。でも、このシーンをカッコ良く出来るかどうかでボイスドラマ全体の完成度が決まる気がしていますので、頑張りますよ。

 

■雛菊:望月ゆうや

「私、可憐で儚い存在なので戦いとか無理なんです」

 今回の雛菊も、存在が胡散臭いです。(褒めてます)

 雛菊に至っては、もうセリフ書く前から脳内でゆうやんの声がグルグル回っているので、最早「きっとゆうやんならばこう言うだろう」状態で台本を書きました。一度も会ったことがないのに失礼な。(笑)←笑い事ではない

 多分、読み間違いとか以外ではリテイクをしないんじゃないかと……それくらい、彼女の喋りは最早雛菊なんです。独特の間といいますか、笑顔で雑に丸投げする感じとか、私が求める雛菊のまんま……なのは当たり前か。過去に演じてもらった雛罌粟というキャラクターが雛菊の大元なのだから、最初から声がゆうやん固定なのは大自然の摂理なのです。

 最早文章の意味も分かりませんが、とにかく頼んだ!!

 

 

【エンコサイヨウ】

■山本結果:おがちゃぴん

「大丈夫だよ香澄ちゃん。あたし、死人の縁は切ったことあるけど、死人はだしたことないけんね!!」

 昨年『こえ部』で実施した、『エンコサイヨウ』CM企画において、2回ほどユカを演じていただきました。

 その時はセリフ数も少ないですし、当時は特に発展させるつもりもなかったのですが……今回、再びユカを喋らせようと思った時に、何となくおがちゃぴんさんのプロフィールを見て、ちゃんとユカのことが記載されていたことに、霧原さんはいたく感動したそうです。(嬉しいんです、こういう些細なことが本当に嬉しいんです!!)

 ユカは方言キャラでもあるので、元々演じる人を選ぶタイプのキャラクターだと思っています。そしてユカはグイグイ前に出るというよりも、状況を把握してから立ち止まって戦略を練るパターンのキャラクターなので、ただ元気なだけでもダメなんですよね。(見た目は子ども、頭脳は大人ですからね)

 そんな、大分厄介なユカを任せられる実力者ですので、もう特に何も考えずにポンポンセリフを書きました。そしたらまぁ、一言が長くなる長くなる……よ、よろしくお願いします!!

 

■佐藤政宗:水樹机

「名倉里穂ちゃーん、お兄さんと後でゆっくりお話しようかー」

 水樹さんとのご縁は……ゆうやんの次に古くなります。今回、まさかの縁で再び私のボイスドラマに携わっていただくこととなりました。

 しかも、役が政宗……政宗は、以前水樹さんにお願いした樹原大輔からじじむさいマイナス要素を抜き取ったような、ブラッシュアップしたようなキャラクターなので、巡ってきたご縁が本当に感慨深いです。(水樹さんには政宗と統治のサンプルを提出していただき、声を聞いて政宗をお願いすることにしました)

 そして、政宗といえば当然のように片思いをいじられますが、それ以外では頼れる支局長っぽいところが見れる(聞ける)……はず!? 全体を見守る優しく楽しいお兄さんキャラをしっかり伝えられるよう、編集頑張ります!!

 

■名杙統治:ジョン・ドウ

「お前はまだ知らなくていい」

 旧家の次期当主なのにあまり表に出たくない参謀キャラの統治は、キャスト募集で集まった声の中から決めました。

 明るい営業マンである政宗と対になるキャラクターなので、どんな声にするか悩んで、悩んで……ジョン・ドウさんにお願いすることにしました。低いけど暗くない、そして知的な雰囲気に、統治本人もガッツポーズでしょう。実は、私が一番楽しみにしているセリフは、台本外でお願いしたとあるセリフなので……編集でどう入れ込もうか、今からニヨニヨしています。

 今回は心愛を気遣うお兄ちゃん的セリフも入れたのですが、気遣ってるのか別の誰かをけなしているのか分からない、それが統治クオリティ。実際声に出してもらえるとどうなるのか楽しみです!!

 

■名杙心愛:朔太郎

「お兄様、ただれた関係って……何?」

 ただれた関係、それが今回のボイスドラマのキーワードです。それよりも、心愛の「お兄様」の破壊力が未知数で、今からどうなるのかドキドキしております。

 心愛役もキャスト募集で集まった声の中から、色々あって朔太郎さんにお願いすることになりました。朔太郎さんの心愛は「ザ★ツンデレ妹」といいますか、「こんな可愛い(声の)妹なんか、実際にはいるはずないけど……いてほしいなぁ」と思わせる力があるように感じています。ユカへのツンツンした態度から、キョトンとした顔で統治に質問する姿まで、小動物っぽい心愛の姿を、きっと持ち前のセンスでしっかり演じていただけることでしょう。

 『リジカル』側にここまでテンプレのツンツンキャラはいない(絢芽はツンツンというより良くも悪くも冷たいキャラ)ので、唯一無二のツンツン担当として、存在感を出してもらいますよ!!(編集頑張りまーす)

 

■名倉里穂:清那

「やれるっす、男気を見せるっす、奥村パイセン!!」

 キャスト募集で集まった声の中から、一番直感で選んだのが里穂でした。

 里穂は今回のボイスドラマにおける後半のキーパーソンなので、それはもう楽しそうに複数の男性キャラを手玉に取っています。里穂のセリフを考えるのはとにかく楽しくて、楽しくて……増えすぎたので削るのも大変でした。(苦笑)

 そう、本当はもっと里穂の出番が多くて、一体誰が主役なのかと霧原も首を傾げたくらいです。

 上記のセリフからも分かるように、初対面の悠樹のことを奥村パイセンと呼ぶ(本人未承諾)鋼メンタルの持ち主である里穂。とはいえ、あまりグイグイいくとウザいキャラクターになってしまうので、その辺のさじ加減は清那さんにお願いしようと思います!! きっと何とかしてくれるはず!!(丸投げ)

 

 

 

 ……予想通り長くなってしまった。ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 そして、全部終わったらまた長々と語ります!! そこにたどり着けるよう、編集とか頑張るぞい!!(流行に便乗)