職業訓練201日目



社会的距離に対する考え方を大きく見直そう、といった話は聞いていないと思うのですが、飲食店等での”距離感”は一頃に比べると、随分狭くなったように感じます。



まぁ、「そこまで席と席を離す必要があるのか?」と思う距離感の時期も結構長かったですけどね。




個人差こそあれ、人間はパーソナルスペースを持ってますし、これまでは個々のパーソナルスペースに対する満足感が得られない環境であっても、致し方なしな部分が社会側にあったものが、感染予防の観点から”社会的距離”が激変しました。



飲食店等に限らず、職場や学校といったあらゆる場所で社会的距離が考慮された結果、人間と人間の間に”距離”が作られ、離れていることが”当たり前”のようになったのです。



ここで、元々”距離感”が近い人は違和感や不便を感じたかもしれません。

逆に、もともと他人とは”距離”を取りたいと考えていた人には「社会的距離万歳!」だったのではないでしょうか。



人間は「都合の良い変化」に対して受け入れるのも慣れるのも早いものです。



恐らく、社会的距離を!と言われ始めた頃は「注文や精算でレジやカウンターに並ぶのに、いちいちこんなに距離を取らないといけないんだ?」「ソーシャルディスタンスだのなんだの、いちいち五月蠅い」と新しいルールに対して不満を感じた人は多かったでしょう。

ただ、引き換えにパーソナルスペースが広く確保されるようになり、カウンター席は椅子が間引きされて、隣との距離も離れるとか、これまではギュウギュウ詰めだった飲食店も、距離感を考慮しなければならなくなった結果、机や椅子が間引きされて、ゆったりになると、今度は段々、人間同士の距離や個人のスペースが確保されていなければ「嫌だな」と思うようになってくるのです。



制約を受けていた個人の空間が広がることに戸惑うことがあっても、すぐに慣れてしまうものですし、居心地が悪いと感じる人は少ないでしょう。

逆に、広くなった個人の空間を狭められたり、制約を課せられることには、不快、不満が積もるばかりで、なかなか妥協が出来ることではありません。




多くの飲食店等が、感染症予防対策(パネルの設置、消毒薬の設置、換気励行等)を行ったことで、可能な範囲ではありますが座席の距離感を以前の状態に近づけてきています。

これまでの社会的距離に慣れ、馴染んでしまった人達からすれば、近くの座席やテーブルを利用する他人の存在が”邪魔”で仕方なくなっているのかもしれませんね。



飲食店に限らず、繁忙時間は”席と席をなるべく離して座ろう”なんて我が儘はききません。

それにも関わらず、隣り合った席に座った人をウザそうに見たり、あからさまにイライラした態度を取ったりする、大人げない人が増えていると感じます。



まぁ、あからさまな態度を取っていれば、相手が席を移ったりするパターンもあるのでしょうね。

でもそれって、こいつ変なヤツ、気持ち悪いから離れた席に移ろう、って思われてる訳ですから、隣近所から他人が消える事を素直に喜んでいたら人間的にNGですよね?



自分がNG系って自覚がないから、周囲がドン引きする態度も取れるのだとは思いますけど……。




そういう、周囲に自分以外の人がいない方が良い!って人に限って、電車では座席にギュムギュムでも座ってたりしますよね?

なんだかとっても不可解ですね。