緊急事態宣言で”STAY HOME”という言葉がすっかり定着しました。

 

職業柄、自分も同居人も緊急事態宣言以前と変わらず出勤しなければ仕事にならないので、閑散とした電車に揺られ通勤する毎日です。

 

4月に緊急事態宣言が出て以後、通勤時に駅構内や駅周辺を行き交う人の数は目に見えて減ったと感じますが、曜日、時間帯によっては「自粛が出来ている状態とは言えないよな」とも思うこともしばしば…。

 

そもそも自分は通勤時間が深夜に近い時間で、自粛要請前から電車内はガラガラでしたからね。

人出の差を感じるとすれば、帰宅時間帯なのですが……。

こちらも平日の午前中なら外回りか時差出勤のサラリーマンと、これから買い物にでも出かけるのかな?と思える風体の人ばかりですし、土日祝日で遠出や買い物へ向かう家族連れが浮かれて騒いでいるのを『五月蠅いな』と横目に見るくらいの感じだったので、自粛後に減ったのは浮かれて五月蠅い家族連れ位?

 

緊急事態宣言直後は外出自体を控えているかな?と結構感じたものですが、徐々に”外出を控えねば!”といった緊張感が薄れてきて、時間帯に関係なく駅周辺をうろついている人を多く見かけるようになりました。

 

いかにも近所から、ちょっと買い物へ出てきたラフな雰囲気(パーカーにジャージ、サンダル履き)の人たちが向かう先はコンビニや、遅くまで営業している飲食店等の様子。

繰り返し出された自粛要請、休業要請で多くの飲食店が休業や時短営業に切り替わると、24時間営業や深夜まで営業しているスーパーやコンビニへ…。

 

自宅から近い場所なら問題ないだろう、との感覚なのか、その時間帯しか店舗を利用出来ない環境の人たちなのか?

深夜まで営業しているスーパーを利用している人は減るどころか増えた気さえします。

人出の多い時間を避けた結果、おかしな時間帯に買い物へ行く羽目になった…なんて人も少なからずいるのでしょうね。恐らく?

 

自粛要請前に比べ、利用者数自体は減っていても、やや3密空間を作り出していると思うのが”カフェ”です。

世の中には、自宅で炊事や調理をすると危険(火を使うことで失火させる恐れのある病の方等)だったり、移動時間の都合で朝食をモーニングサービスのあるカフェ等で摂る方も大勢います。

朝の散歩がてら、散歩コースにあるカフェで一休みするのを日課にしている高齢者も多そうですよね。

自分も仕事明けに帰宅途中でモーニングをサービスで朝食を摂ります。

帰宅してから朝食にすると、かなり中途半端な時間になってしまい、その後の食事に影響が出てしまうからです。

 

しかし、自粛要請で駅周辺の多くのカフェが土日休業、平日でも時短営業となり、駅ビル内の店舗至っては全館閉館で連休明けまでまったく営業しないところも…。

こうなると、営業している店舗に他店のお客さんが流れてきて、通りは閑散としているのに店内には多くの人が居る、という不思議な状況に。

 

お店としても3密防止でテーブルを連結させてテーブル間を広くしてみたり、椅子を間引いて距離を確保しようと工夫はしているようですが、テーブル数が減り、カウンターテーブル等で座れる椅子が減った結果、以前より少ない来客数でも満席状態になり、客席を求めて右往左往する人も出てきます。

そういったお店が混雑する最大の原因は、テレワークらしきサラリーマンがノートパソコンを広げて黙々と作業をしていたり、参考書などを広げた学生らしき人達がカフェで勉強をして長時間席を占拠してしまうことにもありそうですがね。

テレワークなのにカフェで仕事って…本末転倒だと思うのですが。

 

緊急事態宣言の最中でも、外出せざるを得ない人たちが確実に居る一方で、不要不急の外出をしている人たちも大勢いるのだと思われますが、行き交う人たちの誰が”必要な外出”をしていて、誰が”不要の外出”をしているのか、年齢、性別、風体から安易に判断することは出来ません。

 

そういった差別化が行われない(行えない)以上、事情の分からない他人が闊歩している姿を見れば、『ああやって外出している人たちがいるのだから、必死に我慢して外出を控える必要はないのではないか?』と思う人たちが出てきても不思議ではないですよね。

 

閑散としている駅周辺とは裏腹に、住宅街の飲食店やスーパー、衣料品店等には吃驚するくらいの人が出てきています。

大きな公園はもとより、小さな児童公園でも、近所の親子連れが集まって遊具を使い遊んでいたり…。

数家族が集まって、公園の遊具ではしゃぎまわる子供たちが奇声をあげ遊んでいる姿を見て、同居人は「あの人たち、なにを考えているんだろう」と呟いていました。

同居人は医療従事者です。

コロナの感染者を直接治療する部署に居るわけではありませんが、院内感染が発生しないように毎日をピリピリした環境の中で仕事をしていることに変わりはありません。

 

自粛、自粛と我慢を強いられて辛いのは皆同じなんですが、残念ながら他人の辛さや考えていることを我が身のこととして感じたり理解することは出来ません。

目の前にある事象ですら、他人のことなら憶測や推測の域を出ない程度にしか考えられないのです。

 

外出を自粛した方が良い理由はなんなのでしょうね?

感染しないように自分の身を守るためではないですか?

 

自分がいま感染したらどうなると思いますか?

自分の周りにいる人たちも巻き込んでどうなると思いますか?

 

感染しても症状が出ないまま、完治してしまう人もいますが、発症すれば大変な目に遭います。

大変な目に遭うとどうなると思いますか?

 

 

物事を悲観的に考えて欲しいわけではなく、最悪のシナリオを自分や家族、親しい友人たちと考えてみるのはひとつの方法なのではないかと思います。

誰もバッドエンドを望んではいません。

 

バッドエンドを迎えない為の我慢、堪え時なのだと誰もが考えられるようになれば、終息の日も近くなる気がするのですけどね。

 

 

5月2日

近所のスーパーに買い出しに出かけたら、ダイソーで入場制限が掛かってました。

30度近い夏日に、店舗の外に入場を待つ人たちの列。

入場待ちしてまで買わなければならないものはなんだったのでしょうかね?

 

どこへ向かっているかわかりませんが、自転車で連なって歩道を走行していく親子連れ。

GWだけど、自粛中の筈ですよね?と首を傾げずにはいられない状況なのですよね。

同居人もそんな様子にため息…やれやれです。