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パソコンで作業などしていると、ついつい明け方近くまで起きていることも多い。

それでも、3時を過ぎる頃には極力寝ようと心がけているものの、時には事件が起きて、寝るに寝れなくなってしまうこともある。

『そろそろ寝るかなぁ』などと思いながらパソコンに向かっていると、遠くで救急車と消防車がサイレンや鐘を鳴らしつつ走る音が聞こえた。

距離はそこそこに遠い。

我が家から100mと離れていない通りは幹線道路になっているので、朝となく夜となくパトカーや消防車、救急車といった車両がサイレンを鳴らしながら走り去っていく状況は日常茶飯事である。

この日も、最初は幹線道路を消防車や救急車が走り去っていくものだろうと思っていたのだが、サイレンの音は幹線道路から、やや狭い市道へと入り込み我が家の方へと音が近づいてくる。

それも、どうやら1台や2台の騒ぎではなく、家の近所に停車した消防車や救急車がサイレンの音を止めても、続々と他の消防車が鐘とサイレンを鳴らしながら近づいてくるのを感じた。


一昨年の冬だったか、春先に起きた近所の火事でも消防車が沢山やってきたが、大きなマンションの影になる位置だったので、消防関係者が慌しく走り回っていることだけは確認出来るものの、実際にはどんな火事だったのかすらわからないものだった。

後日、火事が起きたらしき場所の近くを通った時も、『いったいどこで火事が起きていたんだろう?』と思うくらい、いつも通りの閑静な住宅街で取り立てた異常もなく首を捻ったことを思い出す。


この辺りは古くからの戸建と、最近建てられた分譲住宅やマンションが混在している。
古い戸建の家には敷地も広く庭も大きな家が多いのだが、その昔はであったであろう場所に建てられたマンションや分譲住宅は、微妙な密集具合で建てられているものだから、ひとたび火災が起きれば、次々に延焼してしまう可能性も含んでいるのが怖い。

また、建物が密集している割に、道路は普通自動車が2台は楽に離合することも出来ないような幅しかないので、救急車やパトカーはともかく、大型の消防車両は裏道へは入っていくことすら出来ず、結局のところ、我が家の前を通る市道(ここだって普通自動車が2台離合出来るギリギリの幅+歩道の幅しかない)に消防車両が集まり、そこから消火用のホースを伸ばして現場まで引っ張っていかなくてはならない。

自分が部屋のベランダに出て表の様子を確認した時には、既に、比較的広い道路部分に、はしご車2台以上、放水車3台、そのほかの車両が次々に集まってきては停まり、消防員が慌しく現場近くまでホースを引き伸ばしていく姿が見えた。

『どこが燃えているんだろう?』と探す必要もなく、狭い道路をひとつ挟んだ向かいの家から2軒隣のコーポから火柱が上がっており、大量の煙が北風にのり、向かいの大きなマンションへと流れていく。
火事の現場。近所の戸建に住む人達は消火作業の邪魔にならぬようにと、道路の端々に集まり、明けはじめた空に濛々と立ち上る煙と火柱を見上げていた。

3階建てのコーポ最上階、しかも、道路から離れた角部屋が燃えている為に、消火作業も大変だったようだが、表側の通りと実際にコーポが面した通りからの散水で20分~30分後には鎮火、少し肌寒い早朝の火事にも関わらず、近隣から様子を見に来ていた人達も三々五々、自分達の家へと戻っていった。


後日、コーポの向かいに住む人に聞いた話では、若い男性の寝煙草が出火の原因だったそうで、寝煙草から火災が発生し、驚いた男性は裸に近い姿で表に飛び出し怪我はなかったらしい。


暖房器具を使う機会も減る今の時期、しかも明け方に起きる火事の原因は『おそらく寝煙草だろうね』などと話をしていた、そのものズバリだった訳だ。


それにしても火事よりいつも驚かされるのは、あれだけのサイレンと騒ぎの中でも爆睡して目を覚まさない同居人の神経の太さだ…(^^;)

自分も、かなり遠い場所の火事や小さな揺れの地震なら、爆睡している同居人を叩き起こそう…などとは思わないのだが、流石に15mも離れていない場所で起きている火事では、延焼の恐れもあるので、いざとなったら嫌がるジェイ君を無理やりにでもキャリアにつめて避難しなければならない。

叩き起こされた同居人、『火事より叩き起こされて吃驚した』と実に暢気だ…。
寧ろ、大半は北風に乗って流された火事の煙の一部が開けておいた窓から部屋の中へと入り込み、少し家の中が焦げ臭くなっていることにジェイ君の方がはっきり驚いていた気がする。

煙草を吸われる方は、寝タバコに注意してくださいね(--;)