

別府は温泉地としてもの凄く有名ではあるものの、お隣の大分市でも掘れば温泉が出るような土地柄。
ぶっちゃけ、温泉自体は珍しくない。
だから…というワケではないかもしれないが、近くの有名な温泉場には殆ど行ったことがなかったりする。(^^;
別府八湯と呼ばれる温泉地は、かなりの広範囲を指すもので、別府で有名な「地獄めぐり」も観光客はある場所に集まっている様な印象を持っているようだが、実はあちこちに点在していたりするのだ。
故に、地元の者でも「あそこの地獄は行ったけど、行ったことのない地獄があるよ」ってな会話はよくある話。(地獄に行くとか行かないとか、傍で聞いていると不可思議な話だな)
自分も、全ての地獄は回った記憶がない。(記憶がないだけかも…?)
「別府温泉保養ランド」は八湯の中の明礬(みょうばん)温泉にあると聞いていたが、やはり実際の場所が良くわかっていなかった。
明礬温泉も、それなりの広い地域を指すんで「あの辺りかな?」程度の曖昧なものだ。
(硫黄系の温泉なので、その地域に近づくだけでかなり硫黄臭いという事実しか把握できていない/汗)
「ここはカーナビの出番だな!」
意気込んで「別府温泉保養ランド」の場所を日出の「みっちゃん」駐車場で登録する。
日出近辺から別府市内へ向かうには国道213号から国道10号へ向かう。
その辺の地理は頭に入っていたので、簡単に国道10号へ出る方法はわかっていたのだけど、カーナビの指示するままに道を走ってみることに…。
いきなり日出町の商店街通り(かなり細い道)へ行く経路が指示された。(汗)
「え…そっちの道、細いんですけど…ま、いいか」
大きなバスが前方から走ってくれば、ちょっと離合が怪しそうな道を抜け、国道10号線へと出る。
これが世に言う「カーナビマジック?」先行きがちょっと不安になってしまう…(^^;
そして、やはり…順調に別府市内へ向かうかと思いきや、鉄輪(かんなわ)温泉付近から四の湯(しのゆ)温泉付近の妙に狭い道がナビされ、とにかくどんどん細い道へと入っていく。
おまけに、画面上では右へ曲がる様にみえているのに、なぜか「左に曲がってください」とナビが誘導してくる。(混乱するってば…)
途中の道までは「これがどこへ繋がる道か」を自分自身が理解していたから良かったものの、理解を超えた位置からは、ナビの左と右をしたがって良いのか従うべきではないのかわからなくなってしまう。
案の定、ナビの言う通りに走行して完膚なきまでに私道っぽい生活道路に突入し、引き返す羽目になった…(--;
で、明礬温泉の旅館やホテルが立ち並ぶ細い路地を抜け、ポンと飛び出した大通りを見て愕然…
地獄めぐりのひとつ「坊主地獄」(ボコボコと泥っぽい湯が高温で噴く姿が坊主の頭みたいなので、そう呼ばれているらしい)の近く。
加えて言うなら「安心院(あじむいん)」へ向かう通りに目的地はあったらしい。
全然、国道10号を走って細い道なんか走らなくても辿り付ける場所だったんですけど~(涙)
私道に迷い込んで焦ったのは思い切り無駄だったらしい…。
トラックバックした「旅行計画」で写真を紹介しているけど、屋外の大浴場は混浴なので写真撮影が禁止されている。
まぁ、そうじゃなくても撮影は禁止なんだろうけど…(^^;
硫黄臭い駐車場から「別府温泉保養ランド」まで歩き、フロントで入浴券とタオルを購入していざ温泉へ!
つらつらと長い人工芝敷きの廊下を行くと、流石に湯治目的で利用される温泉らしく、広めの休憩所があり、そこから男女の脱衣所へ別れる。
屋外の露天風呂以外にも、屋内の温泉施設がありすべて鉱泉なので石鹸やシャンプーを利用して髪や身体を洗うことは禁止。
ついでに薬効が強いので、湯の温度は38度くらいの低めにも関わらず「長湯はしないでください」と注意書きが目立つ。
同居人曰く、硫黄の成分で肌の表面を強力に殺菌したり角質や油分を落とす効果が高いからではないか?とのこと。
効能が「アトピー」とか「水虫」「シミ、そばかすが消える」なんて感じだから、実際そうなのかもしれない。
「混浴には恥ずかしいから入りたくない!」と言っていた同居人ですが………。
大浴場は鉱分を多く含んだ白濁した湯なので、浸かってしまえば全然見えませんから~(--;
(男性陣には非常に残念かもしれないが…)
それに、階段状になった大浴場の入り口はしっかり木の壁があり、どっぷり肩まで浸かって浴場の中心まで出てこれる状態らしい。
…逆に、男湯(女湯と男湯を10cmくらいの太さの木を手摺りのように渡して区切っている)側からは、少々の距離をパタパタと歩いてこなければならず、むしろ眺められているのは男の側っぽい(笑)
タオルを腰に巻きそそくさと移動する人もいれば、申し訳程度に隠して移動する人、堂々と見せびらかして行く人、と実に様々。(女湯の人たちも、特別それを見ている風ではなかった)
大浴場の泥は屋内にある風呂よりも泥の量が多く、はっきりいって足元にどっぷりと溜まっている感じ。
最初に風呂に足を踏み入れた時、ズブズブにゅる~んと嵌って、思わず「うわ」と思ってしまった。
その泥を肌に塗りつけつつ、やはりやや温めの湯に浸かる。(そこも30分以上は浸かるな、と注意書きがあった)
かなり浮力があるらしく、木の手摺りを設置してある意味がわかった。
湯底に溜まった泥が本当に「水虫」等に効果があったのかどうか、残念ながら自分にも同居人にも水虫がないのでわからなかったが、肌はしっとりした気がする。(見た目によくわからなかった為、写真は撮りませんでした/笑)
しかし、かなり成分が強いんだと感じたのは湯船(石造り?)の底石や足場代わりの湯の中の階段が溶けてボコボコになっていて、足の裏が痛かった…
「別府温泉保養ランド」を出て、今度は宿泊するホテルのある大分市内へ向かうことに。
別府市内と大分市内を結ぶ国道10号線の海沿いの区間を「別大国道」と呼ばれている。
お猿で有名な「高崎山」や水族館マリーンパレス「うみたまご」も、この別大国道の途中にあり、大分市と別府市の境目みたいな場所。
高崎山はそんなに高い山ではないけれど「高崎山に雲がかかると自衛隊のヘリは飛ばない」といわれる程、高崎山を境に、大分側と別府側で天候が急変する、というのは大分では有名な話。
昔は片側2車線の往復4車線だったが、もう随分前から別府湾を埋め立てて車線の増やす計画が着々と進められていた。
ただし、この別府湾「瓜生島伝説」なる伝説が残されている位、急激に海が深くなる特異な地形なので、埋め立てるのも相当な労力を要する筈。
山側を削れば良いんじゃん?という意見も聞こえてきそうだが、山側には日豊線というJRの路線が既に走っている為、一朝一夕で山側に拡張が出来るものではない、という複雑な状況も関係している。
まぁ、そこを少しずつ埋め立て早10年近く?
今回、別府の市街地を抜け別大国道に入ると「おお!車線が増えている!」とちと感動。
高崎山やマリーンパレス「うみたまご」の建物も、元々海岸側にあった施設だったので、今回の拡張で建物を移動させる際、建て替えが行われたのか、随分綺麗な建物に生まれ変わっていた。
(時間に余裕があれば、うみたまごにも行ってみたかった)
実はまだ大分から別府へ向かう路線側は完全に車線が増えているワケではなく、現在も埋め立て工事は進行中とのことだ。
瓜生島伝説に興味があるかたはどうぞ ↓
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/10/uryujima.html
それにしても、以前から別大国道は「高速道路」と地元民には勘違いされているらしく、平均時速は80km/hである。
本来の制限速度は、多分、50km/hとか、60km/hだと思われるが…
別大国道に限らず、多少曲がりくねった道でもスピードを出している人が多いのは県民の特性なのかもしれない。
東北地方で一般道の制限速度が70km/hになったけど、別大国道もいっそ70km/hに区間限定で定めた方が良いのかも?(苦笑)
広く、カーブではバンクまでついてより走りやすくなった別大国道…皆さん、安全運転に心がけてくださいね (^^;
大分の市街地へと入り、今回の宿泊先である「大分東洋ホテル」へとチェックイン。
温泉に入ったりしたこともあって、若干疲れ気味だけど、久々に会う友人も多いので夕食も兼ねて出掛けることにした。
(まだまだ続くらしい)