友人から久々に連絡(メール)がきた、と思ったら「裁判所から封書が届いたんだけど、どうすればいいのかな?」という相談でした。![]()
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いやいや、弁護士とかに相談しろよ、と思うわけですが、返事をしないわけにもいかず、あまりにもザックリすぎる質問でもあったので、『封書の内容はどんなものなのか?』と質問を返しました。
というのも、友人からの「裁判所から…」の振りは、随分前になりますが、一度あった事だったので、同じ様な内容をなのかな?と思ったからです。
以前の内容は、家賃の督促状でした。
裁判所から支払督促が来るってどんだけ?と思い話を聞くと、友人が一緒に暮らしている相手が家賃の支払いを行っていたらしいのですが、支払いが滞っていることを友人に伝えていなかったらしく、1年分位の滞納をしていたらしいのです。
管理会社からの連絡も無視というか有耶無耶にしていた様子で、結果、簡易裁判所から支払督促状が届いた、という流れだったよう…。
自分に相談されてもな、の内容ですが、滞納している家賃なら基本は支払うべきでしょうし、一括返済が厳しいなら分割で支払うしか方法はないのでは?
現時点で賃貸中の物件での話でもあるので、裁判所の申立書には分割返済を希望する旨を記載して返送するか、管理会社に直接相談してみてはどうか?と返事をしました。
最終的に、裁判は取り下げて貰い、月々の家賃に上乗せで返済することになったと、後日連絡を貰っていました。
前回と同じ内容なら、どうすればいい?なんて尋ねてこないとは思うのですが、結構な年数も経過しているので念の為…。
翌日、「裁判所から封書が届いてるけど不在通知だったので内容はまだ分からない」「これから郵便局へ取りに行く」という返事が…
オイオイ
受け取る前に相談されても、どうすればって感じなんですけどー💧
その後、封書の中身を確認した友人から内容の詳細が伝わってきました。
要約すると、相当な前に消費者金融から借りていた借金の返済を要求する支払督促状だったようです。
そういえば、なんとなく友人から前に相談された記憶があるな、思い出しました。
軽く5年以上前の話でしたが、友人から「知らない会社名で支払督促が送られてくる」というもの。
友人に確認したところ、支払督促に記載された消費者金融には覚えがあるが、封書を送付してくる会社にはまったく心当たりがない。
消費者金融から融資を受けたのは随分前で、支払は終わっている筈。
書面に記載されている額面は融資された額面の10倍近い。
友人から封書を送ってくる会社名を聞いて検索してみると、消費者金融から債権を買い取って請求する債権回収業者だということがすぐに分かりました。
しかし、支払いが終わっているなら債権回収業者が買い取る債権は存在しない筈ですよね?
本当に支払は終わっているのか?
また、なぜ融資された額面の10倍などという金額を請求されているのか?
心当たりはまったくないのか?と質問したら次のような返信が。
当の消費者金融から融資を受けたのは、友人が仕事の都合で上京する際の資金不足を補う為だったそうで、額面も少額(数万)だった。
転居はしたものの、住民票は実家に置いたまま。
転居後の慌ただしさで返済を忘れていたら実家に請求の連絡があり、友人の親御さんが支払った、と親御さんから連絡がきた。
よって、友人としては完済しているものだと考えていたのだそうです。
その後も、友人は住所を実家に置いたままだったそうで、漸く実際に住んでいる住所に転入した途端、債権回収業者からの封書が届いたらしい。
それまで、実家に届いていたのではないの?と確認しましたが、実家に届いていれば親から伝わる筈、との言い分。まぁ、そうですよね。
ついでに、封書の中身の写メも送られてきました。
記載されている内容からすると、友人が言うように、確かに友人の親御さんが支払ったと思われる記録もあるんですが、全額ではない様子。
憶測の域を出ませんが、その後、請求がこなくなったので友人の親御さんも、本人が返済したとか、なんらかの理由で完済したのだと思ったのではないでしょうか。
実際には、そこからの延滞利息を延々と積み上げるだけ積み上げておいて、消費者金融は債権を債権回収業者に売り飛ばしたように思います。
なぜそんな事をしたのかは個人的によく分からない部分ですが、消費者金融等からの借入金については時効がありますので、その関係なのかな?と。
それでも、請求もせずに延滞利息を積み上げてから請求を掛けてくるなんて悪質ですよね。
友人の親御さんが支払った、といった話をしてから、数年が経過していたようなので、ひとまず送付されてくる郵送物(普通郵便)は無視で良いのではないか、と伝えました。
一応、自分の親戚に弁護士(刑事専門)がいるので、軽く相談した結果の回答です。
親戚の弁護士いわく「ちゃんと請求可能な内容ならもっと早い時期に裁判所を通してくる。あやよくば、と考えている可能性が高いので普通郵便で送り付けてくるだけなら下手に連絡したり、減額してもらおうと交渉はしないほうがいい。心配なら弁護士か司法書士に相談してみれば?」といった感じの回答でした。
あれから更に数年が経過して、元号が変わろうかという時期になって、漸く簡易裁判所に請求の申立を行ったということですね。
自分への相談後も、定期的に普通郵便が送付されてきていたようですが、友人は無視して業者へ連絡を取ったり、支払は行っていないとのことでした。
最初にすべきことは まず簡易裁判所からの支払督促に対して督促意義の申立を行うことです。
この異議申し立てを行わずに督促を無視すると、債権者の言い分が認められて財産や給与の差し押さえといった強制執行に繋がるからです。
異議申立を行うと、その後は簡易裁判所に出向く日を決めて裁判官立会いのもとで債権者との面談を行うことになるになるのですが、ここで厄介なのは業者側の態度だといいます。
時効消滅の援用手続きは、個人でも行うことが可能です。
ネットで検索すればテンプレート的なものが見つかります。
その内容に沿って必要な情報を記載していきますが、不備があっても成り立ちませんし、専門家でなければ、正しいのか誤りがあるのかを判断することもきびしいのです。
また、親戚の弁護士いわく「専門家が作成しても、そうでなくても書面上の誤りがなければ問題はないが、個人が首っ引きで作成した書面だと舐められて無視されたり、舐められた態度で接してくることがあるので、公文書の作成は専門家に任せた方が無難」なのだとか。
まぁ、延滞利息を積み上げるだけ積み上げ、借金の額を膨らませた挙句に請求をしてくる業者はどう考えても質が悪いでしょう。
元金の額面で司法書士に依頼可能な場合と弁護士でなければ対応出来ない場合に分かれるようですが、友人は司法書士に依頼して事務手続きを行ってもらえるよう。
それでも、自分で手続きを行うのか、委任するのか迷う友人。
なぜ迷っているのか尋ねると、電話で相談してみたら思っていたより費用が掛かるからということでした。
友人が問い合わせた先では、裁判所や債権者への書類作成で5万程度の金額に成功報酬が加わるとのこと。
別の友人が司法書士のお世話になった際も、成功報酬が馬鹿にならない額面だったと聞いたこともあり、友人が悩むのも理解しましたが、簡易裁判所からの異議申し立てには期日もあるので、悠長に悩んでいる暇はないのです。
仕方なく、親戚の弁護士に相談してみると、裁判所への異議申し立てと債権者への消滅時効の援用を書面作成して行うだけなら、成功報酬云々とは言われないと思うが、なにもかもお願いしますとなると成功報酬は支払わなければならないだろうから、書面作成だけお願いできないか確認してみては?との話が…。
そういうものなの?と思いつつも、友人にそれを伝えると、問い合わせた先にそれらしき司法書士事務所があったというではないですか。![]()
他と比べて提示額が小さかった為、逆に不安になっていたらしい。💧
一応、書面作成などの最小手続きのみかを友人が確認したところ、その通りだったようです。
自分の親戚弁護士も専門外だが、少なくとも聞いている情報に誤りがなければ消滅時効援用対象ではないか?との話で、友人もひとまず最小限の委任でやってみて貰う、とのことでした。
そんなやり取りをしてから、約1か月。
どうなっているんだろ?と思っていたら、友人から「消滅時効を先方が認めたと連絡きたよ」とメールが届きました。
良かったね、というべきなのか、気をつけなよね、というべきなのか。
そして、親戚に報告すべきなのか…![]()