「笹かまを絶やすな」地元のため再建決意 宮城


東日本大地震で大きな被害を受けた生産業者の中には、様々な事情から廃業を決める場合もある。


伝統ある業者が震災の被害を受けて廃業をしてしまうことは残念以外のなにものでもない。


2月、都合がつけば自分は宮城へ行って、コロカ対象店でもある笹かまの「松島蒲鉾本舗」を訪ねたいと思っていた。


結局、都合はつかず宮城行きを見送り、友人とは「青森へ行こう」と話をしていた矢先、今回の大地震が東北地方を襲った。


コロカ対象店だけに限っても、東北地方や北関東地方の多くの店舗がなんらかの形で震災の被害を受け、営業の目処が立っていない。


そんな中、先日「八木澤商店」さんがTVで紹介されていた。


甚大な被害を受けたが、再建を目出して動き出した…という喜ばしい内容のニュースだった。



リンク記事で紹介されている 「ささ圭」さんはコロカ対象店ではないが、一旦は廃業を決めた後、再建へ歩みだした笹かまのお店だ。


名取市の工場は津波で全壊してしまったが、仙台市の「鐘崎」の工場は浸水をまぬがれ、3月28日に一部商品の生産を再開したとある。


しかし、ギフト需要、観光需要がない中で、生産した商品を売る術が無く、近隣の避難所に運んだそうだ。



現時点で、大きな揺れに見舞われた東北地方、北関東地方、甲信越地方でも、甚大な被害を免れた工場では生産を再開したり、観光施設では観光客を受け入れられる状態になっている場所も多くある。


震災後、物資の不足から被災地への物資供給が急務となり、注目を集めているが、不足している物資供給と平行して、今度は被災地で生産された生産物を被災地以外の場所で販売、消費することも重要になってきているのではないだろうか。



ルートが確保されており、観光施設が受け入れ態勢を整えている場所であれば、東北、北関東、甲信越であっても観光客に来て欲しいと願っている。


ツィートで「東北のお酒を飲んでください」「福島のお米を食べてください」といったつぶやきが発信されている。


風評被害に遭っている関東近郊の野菜などの生産物を自分は積極的に購入するよう心がけているが、流石に店頭に並ばない商品を購入することは容易いことではない。



先日、ニュース番組の取材で、デパートらしき場所を訪れていた女性客にインタビューをしていた。

「震災後に(デパートなどで)買い物をしましたか?」  といった内容の質問をしていたと思う。

所謂、日常生活に必要な物以外で趣向品の購入をしたか?という質問だが、その質問に対し女性客はこんな風に答えていた。


「いえ、今はそんな(贅沢品や趣向品)買い物をする位なら、義捐金や寄付金に使いたいですよ」と。


義捐金、寄付金は確かに被災者や被災地の復興の為に使われるだろう。


しかし、例えるなら「ギフト用の笹かま」は自宅使用で購入すれば、完全に趣向品だし贅沢品の扱いになる。


だが、そういった単純なくくりで消費を渋ると、本当は被災地から必死に立ち上がり再建しようとする生産業者の作った商品が思うように売れず、再建を阻害する原因になってしまうかもしれない。


国内外からの義援金や寄付金は、「困っている人達の為に、地域の人達の為に」大きな括りで集められている。


少なくとも被災地に近い首都圏の消費者は、被災した各地の生産物を直接手に取り、消費出来る立場にいるといって良い。


寄付や募金も悪くは無いが、消費者の立場から生産物を消費したり、その地を訪れて消費行動を行うことで支援が出来ることも忘れないで欲しいと思う。




今、首都圏では被災した地域を応援する意味で特産物や生産物を販売する販売会や催事が企画、実施されている。必要以上に、むやみやたらに買えと言っているわけでもありません。



お金を使わないこと=自粛 なんて阿呆な発想は捨てて欲しい。


自分の懐に余裕があるなら、被災地の、そして国内で生産された物を景気良く買ってください。

自粛すべきは、他人を思いやれない自己中心的な心だけで十分だと自分は思います。