お母さん(大人)が
喜んだり、ほめたりすると
こどもは、嬉しくなってまたそれを繰り返すよね。
それで、できないことができるようになったり
何かを習得して、成長したりすることは
幼少期に大切な経験となる

でも実は
意外なところで
喜んだりほめたりするのと同じ効果があることがある。
それは
大人が大きい反応・大げさな反応をすること

「あぁ〜!だめー!!!」
とか
「うわっ!!びっくりした
」

とか
「やめて!!だめっていってるでしょ!!
」

など。
人によっては盲点

特に最後のセリフとかは、「本気で嫌」のメッセージだけが伝われば
そのときいったん面白がるとしても
やがて伝わるのだろうけど
それにしても
はじめのうちは「面白がる」し
伝わるのは「やがて」だったりして。
その前の2つなんてさらに、幼児ちゃんの大好物になったりする。
もっと、お母さんのいつもと違うその大きい反応が見たい

もう一回試してみよう

ってね。
特に、語尾にすこし「
笑 ニュアンス」が入ってたりすると、こどもとしては、サイコー。

「
笑 ニュアンス」っていうのはね

大人としては「ダメなことだし、だめと注意しよう」という意思はありつつも
言葉の裏に
こどもへの愛と許容が垣間見えるようなニュアンス。
「まったくもう(しょうがないんだから〜)」
みたいな。
「あぁ〜!だめー!!!
(
笑)」


とか注意すると
大人は真剣に注意してるつもり、やめさせるつもりでも
こどもの感覚としては
「えへへ
大きな反応してくれた
」


になったりする(笑)
もしそのとき
ほんとに大人側に心の余裕やゆとりがあって
ほんとに許容できるならば
「うわっ!!
やめてよ〜(
笑
)」



で全然いいと思う。
愛

でも、あなたが優しくて愛があるから知らず知らずのうちに語尾に愛が入ってしまっているけれど
ほんとは、すぐにでもやめてほしくて真剣に止めようとしているなら
心身に余裕がないなかで注意しようとしてるなら(←最上級育児あるあるですよね
)

効果だけでいえば
無表情・静かに抑揚のないくらいの声で淡々と
ダメだと伝えるなり(強く念押しすると、むしろまた強調になってしまうので、しなくてオッケー)
無言でその場から離すなり・・
をした方が
こどもが
「どうやら歓迎されないことらしい」「やっても面白くない」
と学ぶのは早かったりする。
私は多くの場合
労力を最小限にするためにそういう対応をしてしまうので
一方で
ダメと叱るときでも
語尾に、まったくもうしょうがないんだから〜ニュアンスを付けて愛と許容のメッセージを伝えられる大人は
こどもに
「どんなことをしても、結局は大丈夫」「甘えていいよ」という愛が伝わるんだろうなぁ



素敵だなぁ
と思ったりします。
でも、許容ニュアンスを伝えてることに気づかず
「なんでダメだって言ってるのに伝わらないのキィー!!」
ってなっちゃう方には
好きな大人の「大声」「いつもと違う大きな反応」が
実はこどもの大好物で
「またやってみよう」の原因になってることがあるってこと
知っておくと、すこし楽になるかもです


