②の続きです
そう、夫婦の緊急事態!
フツウはそういうとき有効なのは
奥さんが旦那さんに不満をぜんぶ聞いてもらって、わかりあうのを目指したり
二人で何度も話し合ってみたり。
でも、現実は・・・
つわり中やら、出産中やら、産後やら
夫にイチから説明して話し合ってる余力なんかないんです。
できない夫を育てている暇はないんです。
というか、書いてきたように、支えがほしいときに、支えてほしかった人に、逆に時間をさいてなにかをしてあげる労力を割かなきゃいけないなんて、絶望的に難しいんです。
奥さんに教えてもらわなきゃ、赤ちゃんを守るパパになれないのならば、邪魔者でしかないのです。
頼りにしていたのに、期待大だっただけに
なんならドヤ顔で任せろとか言ってたな〜なんて思い出した日には、嫌悪感倍増です。
この言い方で恐いと思った殿方・・・
ちょっと見方を変えてみていただきたい
その状況って、奥さんにとってみても絶望を感じるってことなのですよ
つまり、夫への不満がたまっても、満足に話し合うことができなさそう・・だけど、心も体ももう限界!!
という絶望感。
とりあえず、一緒に暮らしていて目に入る以上、いろいろいらつくのでイライラをぶつけてみるけど
本当に言いたいことは、もっと本質的なことだったりする。
でもね
たとえばもし奥さん側から
全然動いてくれない!なり
頼れない!なり
怒られて、どうしたらいいか教えてもらえる方は、まだ希望があります。
忙しいときに時間を割いてもらったことに土下座して、教えてもらったことを200%遂行すれば、まだ間に合うかもしれません(笑)
が、奥さんからすれば、それくらいの話し合いじゃすこしもスッキリしないほどのイライラを抱えているかもしれないし(でもそれ以上は話し合ってる時間も余力もない)
出せずにためこんでしまう人もいるかも。
いずれも深刻です
大事な時期で一人で不安だからこそ
守りたい、かけがえのないものがあるからこそ
唯一頼れるはずの人であるからこそ
夫がそうでなかったときに
一人で頑張らなきゃいけなくなったときに
むしろ赤ちゃんの安全や、ギリギリの自分の精神状態に「害を与える」と判断したときに
パパは、ママの「敵」に認定されてしまうことがあるのです。
これが、私が今回いちばん言いたいたことかも
過激な表現に見えるかもしれませんが
私は、自分自身や、産後に旦那さんとの関係に悩むママを見て
まさに「夫なのに敵になる」って表現がしっくりくるなと思っています
だって
愛情ガツンか攻撃性ガツンのどちらかに振り切りやすいママの状態って
つまりは
自分と赤ちゃんに関わる人間を
頼れる味方
か排除すべき敵
かに振り分ける
ことには、とても敏感ってことなんですから。
ママの、敵への攻撃性は、平常時の比にならないわけです。
そこにですよ?
さらに「一番味方だと思っていた&頼りにしたい&近くにいる&父親である夫が、まさかの敵だった
」いう
「裏切り者〜!」的な怒りが加わったらどうなるか・・・
えらいこっちゃよ
攻撃しまくるママ、ためてしまうママ、お互い心身すりへらしてぶつかり合い、結局丸くおさまる夫婦、
人それぞれだけど
ときに、それが離婚という形で表れてしまったりね。
(支えてくれるどころか、危険にさらす邪魔者なら、離れた方がまだマシだって思うのも自然だよね)
そこまでいかなくても、ことあるごとに一生根に持つぐらいにはなったりね。
こわい話ですね


でも、さっきもすこし書いたように
いろんなイライラがぶつけられるわけですが、奥さんによって表現はいろいろでも
本質は、イライラじゃなくて、悲痛な叫び。
それって、だいたいこの中のどれかなんじゃないかな・・と私は思います。
・私が一番大事なとき・がんばっているときに、気持ちを分かってくれなくて、悲しい
・不安なのに、支えてくれなくて、悲しい
・あなたが唯一のパートナー(父親)で、頼りたいのに、頼りにならないのが、悲しい
・二人の子供だから、二人で一緒に(労力的にも精神的にも分担して&話し合いながら)育てたいのに、悲しい
・あまりにも分かっていなくて、あなたの子供と私に対する在り方考え方が、すこし話しただけでは伝わらないほどかけ離れていて、どうすればいいのかすら見えなくて、悲しい
・本当は愛してるのに、悲しい
・助けて
あれ?
なんだか泣けてきた・・・
じゃあパパになるにあたり、どうすればいいかっていうのは
いくらでもそういうことを書いたページがあるし
調べるなり先輩たちの声を聞くなり
やる気のあるパパなら見つけていると思うので、私は短めに申し上げてみます
やっぱりまずは
自発的に調べる!
&
全力で奥さんにヒアリングして、口より行動!
あたりかなと思います。
パパの役目は、とくに子供が赤ちゃんのうちは
子育てをすることでなく、ママの心身をサポートすること
(心のサポートは、毎日の共感と感謝の言葉。体のサポートに、子育て実践が含まれる)
きのうも書いていますが
すこしでも早く帰って、話を聞く・がんばってるねと毎日感謝を伝える・育児実務を引き受ける をしてくれたら
それならギリギリがんばれる
ってママ、多いのでは

そして
子育て方法について、ママと同等の立場で別の主張をしたいなら、妊娠中&産後にママが赤ちゃんに関わった以上に、赤ちゃんと関わる立場になってから。
それ以外は、赤ちゃんの健康の危険がないかぎり、ママの考えを聞いてその通りにすること
それが、赤ちゃんをいちばんよく見ているママの存在を信頼し、尊重することになるし、自分は味方であるという安心感を伝えることになる
(妊娠中のハンデを取り戻すには、生まれてすぐ、育児を100%請け負って10ヶ月くらい経った頃かしら
)
あと、マザコンもやめてね
これらを分かってくれていたら、だいたいなんとかなる気がするんだけど・・
賢い奥様方、どうですかね?(笑)
はじめの頃の育児は、完全に激務でヘビーワーク。(あれ?同じ意味?)
会社から家に帰れなくなって3日目の深夜2時。
でもやることは山積み。的な。
そんなときの唯一のパートナーの仕事は、口より、行動なのです。
もし「無理しないでね
」と声をかけて終わりにしたいのなら
せめて、①で書いた、「仮にすごく恵まれていて」のあとの環境を、ご自分のお金と力で用意してあげてから言うことを目安にしてね
ってかんじかな
ウフ
まとめですが
私が今回言いたかったのは
女性って、妊娠、出産、子育てで
女愛情が湧き出しやすくなると同時に、攻撃性も増すんだよ、どっちかに振り分けられやすいんだよ
ってことと
だから、旦那さんを的認定してしまうことすらあるんだよ、それはお互い辛いよってことです。
でも、それって逆もあって
この期間に奥さんと寄り添って、自発的にパパになれた方の奥さんは
あとで何があっても、あなたが何をしてくれたか、それがどれだけ嬉しかったかということを忘れないと思うってことです。
子育てを、唯一の大事なパートナーと「二人で一緒に」「分かってもらいながら」できたという経験は
旦那さんへの「大好き
」が
通常時の何倍にもふくれあがる(質量的にも、時間的にも
)ことにつながるんだよって思います。
で、二人で育てた愛しい子供がいるなんて、最高。
そんなかんじ

あれ、なんだかここまで書きながらついつい、自分の過去の怒りや悲しみや、おなじく悩んでいるママさんの声を聞いたりしたことを思い出してしまったのか、なかなかの辛口になってしまったような。。。

でも、これを読んだパパさんたちが
「産前産後、えらいこっちゃよ
」
と、なにか自発的に動かれる原動力になるなら、幸いです
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