無意識によくやっていると思うことの一つに
できてない(好ましくない)ときより、できた(好ましい)ときの方にフォーカスする
というものがあります
成長のために
「もっとコレを食べるようになってほしいけど」
「自分でトイレに行けるようになってほしいけど」
「靴下をはけるようになってほしいけど」
なかなか、すんなりやってくれる(できるようになる)わけではないとき。
まぁ、よくありますよね
そんなときに、親がこういうスタンスでいると、
お互い楽だし、結果、傷つけることなく遅かれ早かれ習得してくれるな〜
と感じていることです。
あ
もちろん「明らかに危険な場合」「即、止めるべき場合」は、バチ!っと注意しています。
その「してほしくないこと」にフォーカスです(笑)
では話を戻して
できてない(好ましくない)ときより、できた(好ましい)ときの方にフォーカスする
ってこと。
単純そうだけど
親の方に、不安や恐れや焦りがあるほど「できない方にフォーカスしない」ことが難しいのではないかと思います。
不安、恐れ、焦りとは
「早くできるようになってほしい」
「身につけさせるのが子供のためになる」
「これができないとこの子が困る」
など・・・。
子供のことを思うからこそ、ありがちな思いなのかもだけど
そういうのがあると、できていないときに、どうしてもそこを見ての反応をしてしまう
それを、子供は感じとる気がします。
一瞬で親の雰囲気をだいたい察する敏感ちゃんもいれば
何回かしてから分かる子もいますが
それでも、数回も繰り返せば、だいたいの子に伝わっちゃう気がする
で、意識しなければ、親ってだいたい毎回同じようなパターンで反応しているものなのです(笑)
では、どうしていけばいいかというと
できないときはサラリと流し、できたときに「うん、あなたはそうやってできるんだよね〜」と本人に伝える
みたいなイメージです
サラリと流すと言っても
子供が何かをしないとき、できなかったときに、無視をするとか無反応でいる・・
ということではなくて(アクションをしたのに、相手が無反応なのは傷つくもんね
)
そこで親が、大きく感情を見せたり、ある種の言葉を言わないってことかなと思います
具体的には、こんなかんじ
〈子供が、何かをできていないとき・好ましくない場合〉
・「できなかったね〜」「これが苦手だね〜」を言わない
→言われると(落ち込むかどうかに関わらず)子供の潜在意識に「自分はこれができない人なんだ」とインプットされる
・「だめ」「できるようにならないと、○○できないよ」などを言わない
→だめだし・脅しは、どうしても強くインプットされる。できたときに喜びでなく、怒られない安心しか感じない=自発的にしなくなる可能性も
・「○○ちゃんは、もうできてるよ」「みんなはできるのに」
→言われると、自分は認めてもらえていない気がして、悲しくなることも。
「なぬを!じゃあ自分もやる!」と親の思い通りの行動をしてくれる子供と傷つく子供、どちらが多いのか・・・
・怒り、がっかりした感情、イライラの態度を出さない
→上の三点すべての影響を網羅するかも
こんな感じです。
最後のが、人によっては一番難しいのかもしれません。
怒りや失望やイライラって、もともとの不安や恐れや焦りがなければ、そもそも出てこない感情なのだけど、出ちゃうものはしょうがないとも言える
親が無理やり自分の感情を押さえつけて溜め込むと、それもまた良くないからね
、
できないと思ったら、上3つの言葉をなるべく言わないようにするだけでも違う気がする!
要は、子供に「これができないねを自覚させないこと」が大事だと思っています
代わりに私がしている声かけは、
普通テンション、穏やかトーンで
「えーやらないの?
」
「じゃああとでにしよっか
」
「あとでやってみよっか
」
(できなくてかんしゃくを起こしたときなどは)
「難しいねぇ〜まぁ大丈夫大丈夫
」
あたりです。
そして、できたとき・好ましい行動の方にフォーカスするのですが
これは「できたときにほめる!」ということで間違いないとは思うのですが
もう一歩進んで、私は
できたときを「当たり前」な態度で受け入れる、ほめるとしても、激しすぎないテンションで
やっています。
例えば
子供本人が「できないこと」をすごく悔しく思っていたり、なんどもチャレンジしていたとして
ついにできた!
ってときなら、二人で抱き合って大喜びしていいと思うのです
子供にとって自信になる、素敵な体験です
でも、そもそも日常的に「できないことにフォーカスしない」スタンスを自然とやっていると
子供本人も、「できない辛さ」で悩んでいないことがほとんどです。
負けず嫌いな性格かどうか、とか個人差は絶対あると思うけど。
親が、子供のできないことにフォーカスしないということは「できないと自覚させない」に近いことでもあるので。
さらに言えば、このスタンスって
あなたはできるのを知っている(今すぐじゃなくても)
を子供に伝えてる態度にもなるのかなと思います
できないのでは?早くできてほしい!という不安・恐れ・焦りがあると、できたとき大げさに、激しくほめるかもしれませんが
(↑逆は必ずしも成り立たないですよ
激しくほめる親=不安がある親ってことではないです)
私は、娘がいつか自分のタイミングでできるのを知ってるし、できなくてもダメって思ってないから
娘がなにかできたときには
自然と、穏やかな嬉しさ表現になります
普通にサラリとほめたり認めたりする程度を繰り返して、習得させてることが多いのかも。
「できたねー
」
「よく○○したね〜」
「そうそう、そうやるの
」
「おぉ、あなた(名前)は○○が上手なんだね〜」
など。
それまで何度もできなかったことがあるのなんて、全く関係なく、できている今をすんなり肯定します。
穏やかテンションだけど、「今、これができた
」「これでよかったらしい
」と本人が自覚できるように伝えることは心がけています。
ただやっぱり、本人が長くチャレンジしてたことや、本人が「これまでできてなかったのに、できた!」という実感が強いことほど
できたときのこちらのテンションも上がるのはたしかで、そんなときは一緒に大喜びしますが(笑)
子育てしていて、できるようになってほしいことなんて、大小合わせればやまほどあるので
ちょっとしたことほど、できないときはサラリと流し、できたときはサラリと穏やかテンションで肯定しています。
次にまた戻っていても、繰り返していけば、だんだん率上がってきて、気づけば名実ともにできて当然になっているので大丈夫
以上です
自分の子供が、何ならまわりよりも早くすんなりできて、何がなかなか自分からできないのか・・って
それこそ個性というか性格を表すというか、面白いです

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