続きです。

今回の記事、
当時の気分そのままに書いたら
ちょっとナーバスな文章
てんこもりですみませんニコニコあせる



病院に着いたのは、
10月5日の朝6時くらいだったと
思います。
(この日は日曜日だったので、
夫と二人ですぐに行けたのは
運が良かった!)

この朝にはすでに雨が降り始めていて、
夜から翌日6日に直撃?とかいう予報で、
台風直撃の嵐の中生むのかなぁ、、ガーン
とちょっと複雑な気分あせる


ちなみに病院は、
家から車で30~40分ほどの
大学病院です。
小さいとはいえ卵巣嚢腫が
あり、万が一のときのことが
心配だったので、大きい病院を
選びました。
予約は早めに、
妊娠8週あたりに入れたと思います。
(それでもギリギリと言われ驚き!)



病院に着くまでも、
張りはずっと約10分の
間隔でありましたが、
強くはならず。

でも、着いてしまえば、
これでやっとお産!と
ほっと&わくわくして、
「陣痛進めるためにスキップとか
した方がいいのかなぁ?」
なんて廊下で
ちょっとはしゃいだりしてました。


このあと、ほんのささいなことで
「やっとお産!」になることが
できなくなるとも知らずに、、、ゲロー



産科につき、分娩台(なのかな?)
のような、足が開くベッドのある
個室に通されました。
張りの間隔などはかる(NST)とのこと。

服を下半身全部脱いで
(内診もあるから?)、
角度のあるベッドに乗りました。

そして助産師さんが
装置をセットして、

このまま40分くらいはかります
と言って出ていきました。


え、40分か!!


最初に言ってほしかった、、びっくり


なんせ、何も分からないまま、
入院荷物を全部夫に預けた状態なので、
一人手ぶら状態。

手の届くところに、まず
水分と上着とカイロとタオルとか
ほしい。
すでにうすら寒いし、
なんか喉が乾いた。

40分も一人ぼっちなのに、
助産師さん呼ぶブザーも
あるのかよく分からないし、
つながれちゃってて動けないし、
スマホもないから夫に連絡も
取れないよ、、

病院だからスマホを握って部屋に
入るのをやめたけど、持ってくれば
よかった、、

と後悔もむなしく、
仕方なくそのまま
すっぽんぽんで
(薄がけ一枚だけかけてたけど)
はかられ続けました。


そしたら、、

そしたらね?(涙)


なんか、張りの強さが
弱まってきちゃったんです。

妊婦の勘というか感覚としては、
冷えと不安のせい。
そして、たぶん当たってる。

だって、妊娠中の大事なお腹、
これまで夏でも
履いたり巻いたりして
保温につとめてきたのに、

冬ではないといえ10月の早朝、
妊娠が陣痛の開始の時に
下半身裸で
40分放置されるって、、、、、

かろうじてレッグウォーマーだけ
してましたが、
それと薄がけ一枚じゃ、
これまでの下半身の保温
(もともと冷え性気味)に比べたら
全然足りない!

室温は
服を着ていればフツウぐらいで、
凍える寒さではありませんでしたが、
下半身が冷えて、陣痛が遠のくには
十分でした。

あぁえーん


で、はかり終えた40分後には、
張りはほぼなくなっていて、

「規則的な張りはなく、
強さも弱いので、
前駆陣痛ですね。
本当の陣痛は、もっと
規則的にきますからね。
一度帰ってくださいね」
と言われました。
子宮口もほぼ開いていないそう。


、、、落ち込みました。


何にって、
確実にいつもと違う強い張りだったし
規則的だったのに
(母体の感覚として、陣痛だという
確信があったのに)
それをプロに違うと言われたことで、
信じていいもの(自分の感覚)を
見失い、どうしたらいいか
分からなくなってしまったから。


よせば良かったのに、
前駆陣痛だという言葉が
信じられないあまり、

「前駆…ってことは、
このまま出産にならずに完全に
おさまって、例えばもう一週間
生まれないってことも
あり得るわけですか?」

とか確認してしまい、

「その可能性もあります」

と言われたので、よけいガーン


こちらの記事
で書いた通り、
陣痛に対する前向きな気持ちや
自分の体の声を聞いて出産したいと
いう思いを持っていたにもかかわらず、

それは
「いよいよこのまま出産ね!」
と、目指すべきものとして
出産があるときに
発揮されるものであって。

自分の体の声を聞いて、確信して
進もうとしたところを

「そもそも違う。
この痛みの先に、
目指すべきものが
まだ存在しない」と
言われたことで
(しかもプロが言うなら
間違いないと思ってしまうよ~)、

前向きな気持ちはどこへやら
すっかり自分の主体的な気持ちが
失われてしまったんです。

そのことは
このあとの経過にも
大きく影響を及ぼすことに
なりました。

さすがに、一度も出産を
体験したことはない私。
陣痛?とドキドキしているときの
病院のその判断を、
それは違う!!!
と思って進めるほどの
自信はありませんでしたぐすん

いや、うん、
無理ないよ私!
しょうがなかった!!
(と、今なぐさめてあげる(笑))


あともちろん、
冷えとその不安で
波がおさまってしまったこと自体も
ショックでしたショボーン

もし、何も理由が思い当たらずに
波が弱くなったなら
前駆陣痛ってことも、
落ち込みつつも
全然すんなりと
受け入れられたと思うけどねぶー


なんていうか、、、
この病院や助産師さんがすごーく
悪いわけではないと思うんですよ、、

私がもし、すでに
すんごく陣痛が強くて
子宮口もガバーって開いて
もうだめです!
とかなら、下半身すっぽんぽんでも
その室温で全然冷えることなんて
ないかもしれないし。

私が冷えやすい体質じゃなければ、
そんなにたいしたこと
ないのかもしれないし。

他の妊婦さんもみんなこうして40分
はかってるんだろうし、
それで彼女たちが大丈夫だから
今日もそうしてるんだろうし。


でも、私は冷えたんだってばよー(涙)えーん


あるいは
冷えることになりそうだとしても、

「これから40分別室でNSTを取るので、
何か荷物から出しておきたいものが
あれば用意してくださいね」
(夫の持っている入院荷物には、
防寒対策はたくさん持ってきてました)

とか

「何かあればこのブザーを」

とかの言葉が助産師さんから
あれば、違った気がするんだぁ。
するんだぁ、、、えーんえーんえーん


それか、自分が気づいて荷物から
出していれば。
(でも、またまた
自分で言うのもなんだけど、
出産の流れも分かってなくて、
陣痛来たかもと余裕のない初産婦の
私、案内されるままに
いきなりNST開始。
しょうがなかったよー、、、)


そんな、言葉がけとか、
偶然気づいていれば   とかの
ほんのささいなことで、

出産せずに
帰る方向に変わってしまうなんて、
無念で。

暖めて気持ちが落ち着けば、
また張りが戻るのは
勘で分かっているのに。
赤ちゃんが、
もう出ようとしてるのは
分かってるのに。



そして、夫と家に帰ってきました。

体をまた暖かくしたら、
やはり!
また規則的な強い張りが始まりました。

ほら~!!

と、行き場のない
モヤモヤ(ちょっと怒りムキー)と
どうなるの?という不安と
10分後との痛みと、
心身の疲れ(寝てないしねあせる)。


そしてなんと、この10月5日は
丸一日、そのまま痛みが続きました。
強くも弱くもならないまま。

夜中にはかったときほど
ぴったりとはいきませんが
ほぼ10分前後で次の波が来て、
その度にフーフー!って
顔をしかめるくらいの痛さ。
(その中で
バッハの無伴奏チェロ組曲を
流したくなり、夫に頼んで聞いてた
のを思い出します。)


陣痛の痛みって、生理痛やら
下痢のときの腹痛やらに例えられる
ことがありますが、
私は強い生理痛みたいな感じでした!

収縮する張りが、
ぎゅぎゅうぅぅ、、、っ
みたいな、、

でも私は元々、卵巣嚢腫があって
生理痛は強めだったので
「それの強い版」と分かりましたが、
生理痛が軽い人には
全然違う痛みに感じることも
あるのかもしれません。

でもトイレ(大)!的な痛みでは
なかったな、、



そして
そのまま夜になりました。

台風の方も
近づいてきている雰囲気。
(余裕なくて天気は覚えてないけど、
たぶん1日中降ってた)

ニュースではかなり大型と言っていて、
夜から一層近づくとか。
このままでは、もし夜中に
陣痛が強くなったら、
暴風雨で車が危ないかも、、
という感じでした。

「幸子、このまま痛みが
弱くならなかったら、
台風が直撃する前に病院にまた行こう。
夜中になる前に行こう。」

と夫が言いました。

私は病院で前駆陣痛と言われてからは
すっかり気持ちがやられてしまっていて、

痛みに耐えふらふらになりながら、
「そう?行く…?(´_`)」

という感じ。

帰ってからも
「いやこれ、絶対に前駆じゃなくて、
生まれるんだと思う」
と思い、夫に主張するしかないので
伝えつつ、

言いながら
「でもどうせ病院は前駆って
いうんでしょ、、」という
いじけたような気持ちでいて。

さらに
「もしまた病院に行っても、
(どうせ40分あの格好で
放置されるし)また弱くなっちゃうかも。
また帰れと言われたら立ち直れない。」

という怖さで、
どうすればいいか分からなくなってて。

10分後ごとに痛みが来るので、
気持ちを整理したり、
立て直す余裕もなかったのも
大きいですね(^_^;)



後から思えば、このまま
生まれるんだという
自分の感覚に自信を
持って良かったし、そうすることで
お産は進んだと思うんです。

でも、それに気づいて
一気に明るくなる第二部は
まだすこし先のこと。
(私の出産は二部構成でした照れ

このときは、信じるものが
なくなって、どうすればいいか
分からないまま、

待つだけ耐えるだけ
痛みに受け身の姿勢

みたいになってたのが、
お産が進まなかった原因だな、、
と思います。

いやぁ、陣痛・出産に
前向きな気持ちを持っていた私に、
まさか
「これは自分では陣痛と
思う痛さだけど、
陣痛じゃないし、
出産にもならないかも」
と思わされるという形の
試練がやって来るとは、、
なかなか出鼻をくじかれましたわニヤリキラキラ



とりあえず
夫の言うとおりにしてみようと、
また病院へ電話。

助産師さんに
なんて伝えて、なんて言われたかは
ふらふらだったせいか
記憶に残ってないです、、

が、台風を考えると
「様子をみましょう」の回答は
さけたかったし、
今度こそ
辛さと緊迫感を伝えようと
したのは覚えてます(笑)

でも、電話を切ったあと、
1日苦しむ私を見ていた夫に、

「幸子、その口調じゃ、
全然痛くなさそうだよ!
伝わってないよガーン!」

とダメ出しされたのは覚えてます。はい。


でも、とにかく台風が
これ以上強くなる前に、

今度は
近くに住む夫の両親(となぜか弟さんも)
に車を出してもらい、
雨の降る、夜の道を病院へ!


続きます。

今度は帰されません、生みました!おねがい
が、もうちょい苦しみますグラサンキラキラ