手数料が高い保険会社を優先?乗合代理店の規制強化 | FRONTIER

手数料が高い保険会社を優先?乗合代理店の規制強化

保険会社が支払う手数料が高い保険商品を優先して売っているのでは?


乗合代理店が多くなる中、疑う声がやっと出てきたようです。


2012年11月28日 日本経済新聞記事より


保険の乗合代理店の規制強化 金融庁、手数料開示など 


金融庁は複数の保険会社の商品を取り扱う乗合代理店への規制を強化する。保険会社から受け取る手数料を開示させるなど、透明性を高める方策を検討する。消費者が保険を比べて購入する際の判断材料を増やす。


28日の金融審議会(首相の諮問機関)の保険作業部会で議論を始めた。2013年中に結論を出し、必要な制度改正を図る。


保険会社の専属代理店と違い、乗合代理店は複数の会社の保険商品を比較して購入できる利点がある。ショッピングセンターなどで乗合代理店による「保険ショップ」も増え、身近な存在になりつつある。一方で「保険会社が払う手数料が高い商品を優先して売っているのでは」と中立性を疑う声もある。


同じように複数の保険商品を扱う保険仲立ち人(ブローカー)には、手数料の開示義務がある。金融庁は保険契約者への忠実義務を法令上、明記することも検討する。保険業界からは「手数料が低いからといって良い商品とは限らない」(国内大手保険)との声も出ている。