新橋 あら皮 | 日はまた昇る・・

新橋 あら皮

今日(もう昨日ですね)

久しぶりにNさんから電話があり

Nさんとの想い出話をひとつ・・


Nさんと知り合ったのは7年くらい前。

当時、Nさんは某ヘッジファンドのファンドマネージャー。


若くして成功を収めたNさん。

成功した人特有の雰囲気の中でも

Nさんの人柄はまた一段と独特。


その日も昼下がりに突然、

「rexさん、今日何か食べたいものありますか?」と

携帯に連絡。


食べたいものも何も、今日、食事する約束すらまだNさんと

してないんですが・・


でもこれがNさん流。


僕も誘いを決して断らない性質なので

「じゃあNさん、お肉が食べたいかなー」


「分かりました。予約が取れるかどうか分からないので、予約が取れたら今日行きましょう」


その後、メールに予約が取れた旨と

時間とお店の名前が。


それが「あら皮

(「あら」は鹿を上にひとつ、下にふたつ書く字です)



その日、僕は

ボスのオークラでのパーティの鞄持ちで夕方出掛けて

そのままそのお店に行こうと思っていたんですが

パーティ中、お腹が空いてしまってついつい立食形式の

料理とワインに手を伸ばしてしまいました。

(これが後々大後悔!)


ボスがオークラを後にしたのを見計らって

急いでタクシーで指定されたあら皮へ。


降ろされたビルを見ると

「あれー?」


いつものNさんらしからぬ場所。


日比谷通り沿いに建つそのビルは

何だか古ぼけた感じ。

しかもお店はそのビルの地階。


「大丈夫かいな?これならオークラで飲み食いしてたほうが・・」


なんて失礼なことを思いつつ

階段で地下へ。


お店の外観は何だか喫茶店のような感じ。


中に入ると・・


赤を基調とした内装は

ビルやその廊下の感じに似つかわしくない

豪華だけど落ち着く感じ。


時間に正確なNさん。


Nさんに遅れたお詫びと理由を言い

早速Nさんが数あるワインリストから選んだ赤を頂く。


当時僕はワインに対する知識が白と赤の区別しか付かないくらい乏しく・・(泣)


何を選んでもらったか全く覚えていません。


お店の方に伺うと

食事で選ぶのは前菜の種類と

お肉のグラム数だけとのこと。


まずは前菜。

僕はスモークサーモンをオーダー。


これが

「おーいしー!!」


とーっても上品なお味。


話上手なNさんのトークと美味しいワインが

サーモンに花を添えてくれます。


その後は

「グリーンサラダ」


そしてメインのステーキに進みます。


切り分ける前のお肉を

お店の方が席まで持ってきて頂いて

(たしか但馬牛だったと思いますが・・記憶があやふやです)

その血統その他、詳細にご説明いただいたときに初めて

「これはやはりただものではないお店では・・^^;」

と思うようになりました。


欲張りな僕は

確か500グラムとか頼んだんだと思います^^;


出てきたお肉を見て

「ビックリ!!」


見たこともないような分厚いお肉が

表面の焦げ目の付いた焼き色と

中のほうの見事な桜色とのコントラストを表現しており

ここに至って初めて

「何でさっき立食でバクバク食べてしまったんだろう・・ (><)」

と激しく後悔の念に駆られました。


もちろん味は最高!!


お肉の途中でNさんが追加でオーダーしてくれた赤ワインも

もー最高!!



さて、お店のほかのお客さんはと言うと・・


僕たちが食事中、ほかのお客さんは一組のみ。


どうやら男性4名のそのお客さまは

会話から察するとみなドクターのよう。


途切れ途切れ聞こえてくる彼らの会話が

またお肉を美味しくしてくれます。


その会話とは。


「ここはそうそう来れるお店じゃあないけど、今日はせっかく来れたんだからおもいっきり食事を楽しもう!」



デザートはフルーツ。

マンゴー、イチジクからチョイス。


Nさんも僕も両方頂いて最後まで大満足。


Nさん、本当にご馳走様でした!!




でもいつも何事にも動じないNさんが

チェックの金額を見たときに

ピクッ!とまゆが動いたのを見逃しませんでした・・


後日、

「rexさん、先日のあら皮、会計いくらくらいか分かりますか・・?」


と笑いながらたずねるNさんから、僕の予想をはるかに上回る金額を聞いたとき

また再度、食事前にオークラの立食を我慢できなかった自分の食欲を

腹立たしく思うのでした。



そのNさん。


今日の電話では、


「rexさん、積もる話もありますので、皇族がお忍びで来る

ごま豆腐を食べさせてくれるお店に行きましょう」


とのこと。



やっぱりNさんはいつも裏切らない!!^^