2024年のGW、後半は天気に恵まれていますね。
みなさん、どこかへお出かけでしょうか。
我が家は、コロナ禍にネコたちが増えまして(現在8頭)、
ちょっと、体の弱い子もいるので、
なかなか家を空けることが難しくなってしまいましたので、
今年のGWは、家で過ごしています。
最後に出かけたのは、まさにコロナ禍直前、令和になったばかりの2019年5月。
岩手の久慈(琥珀博物館)から、八戸へ出て、
是川縄文館で縄文文化を勉強しながら合掌土偶とご対面。
物語の中に出てくる縄文土器の水差しは、ここにあります。
↑合掌土偶(是川縄文館)
それから朝の連続小説「あまちゃん」の舞台となった久慈駅を訪ね、
久慈駅の周辺と、あまちゃんにも登場した三陸鉄道の車輌
久慈を離れたあとは、
八戸市内の長者新羅神社、法霊山おがみ神社、神明宮、
櫛引八幡宮をお詣りしました。
神社は、いずれも小説を書くための取材旅行も兼ねてのお詣りでした。
↑長者新羅神社の手水舎。龍ですね。
長者新羅神社の祭神は素戔嗚尊。
重要無形民俗文化財の八戸三者大祭や八戸えんぶりが執り行われる神社ですね。
↑長者新羅神社
↑陸奥国八戸総鎮守 龗(おがみ)神社。八戸三社の一つ。
雨冠に口を三つ、その下に龍と書いて「龗」。
本来は「おかみ」と読むのですが、いまは「おがみ」と称しています。
龗(おかみ)とは日本書紀に著される龗神のことで、
古事記では淤加美神とされています。
龗は龍の古語ともされ、龍はもちろん、水や雨を司る神様ですね。
古事記によると、淤加美神には日河比売(ひかはひめ)という娘がいて、
この娘と素戔嗚尊野孫に当たる布波能母遅久奴須奴神(ふはのもぢくぬすぬのかみ)
との間に深淵之水夜礼花神(ふかふちのみづやれはなのかみ)が産まれて、
この深淵之水夜礼花神の3世孫が出雲国の大国主命になるそうです。
真偽の程は分かりませんが、
陸奥国八戸総鎮守という肩書きがある神社ですから、
なかなか由緒ある神社名のだろうと思いますが、
いまでは、八戸の町の中に本当にひっそりと佇んでいました。
↑八戸三社の一つ、神明宮。
祭神は、天照皇大神(あまてらすすめらおおかみ)
写真はご神木の大銀杏です。
↑櫛引八幡宮
八幡様だから、八幡大神=誉田別命を祀っています。
その日はむつ市に宿泊。
陸奥湾のホタテをいただきました。
翌日は、仏ヶ浦観光と大間のマグロ丼へ出撃。
仏ヶ浦には佐井港から観光船で向かう計画。
朝早く、むつ市を出て、大間経由で佐井に向かいました。
途中、下北半島の海沿いを走る国道279号線、
通称、むつはまなすライン沿いの桜が満開のトンネルを作っていました。
2019年は、5月のGWに青森で桜が満開だったわけです。
そう考えると、今年の桜は早かったですね~~
下北半島のてっぺんで、大間を一旦通り過ぎて、佐井港に到着。
朝一番の船に乗る予定だったのですが、津軽海峡名物? の強風のため、
風と波の状態では、仏ヶ浦には接岸しないで引き換えることもアリ、
という条件で出航。
結果的に、この日は、この便以降は強風のため欠航になりました。
しかも、仏ヶ浦に接岸できて、30分の上陸予定も45分くらいに延びて、
十分満足できました。
鷹のように見える岩が。
遠くに見えるのが、津軽半島です。
大間のマグロ丼は、強風の中、1時間30分待ちで席に着けました。
美味しかったですよ。
でも、食べても食べてもマグロ丼で、
昔、北海道の小樽に行ったときに、いくら丼を食べたのですが、
これが、食べても食べてもいくら丼で、途中で三平汁を追加注文して
味変したことがあるのを思い出しました。
実は、この2年前には津軽半島を訪ねていて、
津軽半島から仏ヶ浦方面を見て、「あそこにも行ってみたいね~」と
話していたことが実現できました。
津軽半島から見た下北半島、仏ヶ浦方面(2017年5月4日筆者撮影)
津軽には「東日流外三郡誌」という歴史書があって、
三内丸山遺跡に代表されるように、かつて日本の中心であった場所だと、
個人的には思っています。
遮光器土偶や合掌土偶などの歴史的遺産もたくさんあります。
是非、みなさんも巡ってみることをお勧めします。
いいところですよ、青森。
(注釈のない写真も、筆者撮影のものです)
東日流のピラミッドと称される「靄山」(2017年5月4日筆者撮影)
夕暮れの青森港(2017年5月4日18:10 筆者撮影)
取材を元に書いた小説がこちら(全16章)
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