昨年末、テレビを見ていたら

偶然、「18祭(フェス)」という番組を見るに至りました。

 

全国から1000人の18歳を集めて、

アーティストとの共演をするという企画。

2023年のアーティストは「YOASOBI」。テーマは「心音」。

 

高校生達がビデオや手紙、様々な方法でアピールしてきます。

 

そして選ばれた1000人とYOASOBIの、たった一度きりのコンサート。

 

泣きました。

 

人の声って、素晴らしい。

そして、1000人の18歳の声って、すごい。

 

ここに動画を貼り付けようとしたら、出来なかったので

【NHK18祭】で検索してみてください。

 

2023年の18祭へのリンクはこちら

 

YOASOBIの他に、

RADWIMPDSやONE OK ROCK、WANIMAなどのアーティストとコラボした

コンサートを見ることが出来ます。

 

自分がまだ若かった頃、

何に悩んでいたのか、

それすらもハッキリと思い出すことができなくなってしまったいま、

この映像の中にいる18歳が潜在的にもっているエネルギー

それは、どう発露すればいいのか分からないエネルギーでもあり、

このさき、形を様々に変えて発露されていくであろうエネルギーであり、

 

そのエネルギーをいま、私たち大人が発露させてあげることが出来ずにいて、

個々の18歳のなかに溜め込まれていて、

でも、機会と場所を与えてあげれば

あるいは個々の18歳がそれを見つけることが出来れば、

 

こんなにも、素晴らしいエネルギーとなって発露される。

 

いま私たちが日常的に触れている「ドレミファソラシド」の音階は、

平均律といって、本来の音階である純正律とは微妙にずれています。

 

つまり、平均律は本来の自然界の音ではないのです。

(平均律はピアノを売るために作られたという説があります)

 

ところが、1000人もの声が集まるとこれは、

もう平均律とか純正律なんてものは、どっかに行ってしまいます。

そこには共振、共鳴という新しい振動が生まれます。

同期とも言いますね。

 

例えば、たくさんのメトロノームをバラバラに動かし始めても

そのうち必ず揃ってしまう、そんな現象が起きるのです。

 

 

もともと、人の声は機械的に平均化できるものではありません。

ひとそれぞれ違う周波数を持っていて、

 

それが、あのコンサートの会場で声を合わせて

感情がどんどん高まってきて、曲の中に自分が完全に入り込んだ状態になれば、

このメトロノームのように、1000人の声の同期が起きるのです。

 

そして、1000人の声には、1000人の感情が乗っかっています。

それが束になって、画面の中から襲いかかってくるのです。

 

「わたしたちは、いま、ここにいて、生きているぞーーー!って」

 

何回聴いても、涙が出てきます。

 

勇気をもらえます。

 

自分も頑張らなきゃって。

 

歌には、こんなにも力がある。そう再認識させられる動画です。

 

【18祭】

 

是非、ご覧あれ。