宇宙戦艦ヤマトに地球を救う星として登場したイスカンダル。

 

リメイク版の「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」で、

その正体が明かされている。

(以下、ネタバレを含むので、まだ見てない人は注意してください)

 

イスカンダルはガミラス星と双子星で

かつて強大な軍事力=波動エネルギーをもって、

一大星間国家を築いていた。

 

女王、スターシアは、その反省からヤマトに波動エネルギーの武器としての転用を禁じることを条件にコスモリバースを地球に譲渡する。

これによって、ガミラスの遊星爆弾によって汚染された地球をもとの蒼い地球にリバースすることが出来た。

 

これが、僕がずーっと抱いていたイスカンダルとスターシアだった。

 

それが覆ったのが、ロシアに「イスカンデル」という短距離弾道ミサイルがあると知った時だった。

 

「おいおい、よりによって、なんで?」

 

イスカンダルの清く美しいイメージが音を立てて壊れていった。

 

ヤマトのリメイク版、2205では、

さらにイスカンダルとガミラスの関係に踏み込んでいる。

 

なんと、ガミラス星はイスカンダルが、ガルマン星より連れった民族を奴隷として住まわせた星だった。つまり、イスカンダルはガミラスの庇護者。

 

そこで調べてみた。

イスカンデルとは、「アレクサンドロスのペルシア語・アラビア語における呼称」

さらにアレクサンドロスとは「ギリシア人の人名であり、古典ギリシア語で『男達を庇護する者』とある(いずれもWikipediaより)。

 

ほら、合致しました。

 

よく考えるよねー。

 

自分も小説を書くから、人や場所の呼称には気を配る。

ガンダムもそうだけど、古典や旧い地名を使ってる例は多いよね。

しかもちゃんと、根拠というか由来をちゃんと抑えて使ってる。

 

いま、編集中の小説に「花咲心優(はなさき みひろ)」という登場人物がいるんだけど、この「心優」の名前の由来が物語の後半で、さらりと述べられている。

 

そんなところに目を付けて、物語を見ていくと

新しい視点で見ることが出来て面白いかもしれない。

 

でも、はじめは、そんなことお構いなしに楽しんでみたり読んだりするのがいい。

気に入ったら、2回、3回と楽しむうちに分かってくることがある。

 

明日、7月10日はウルトラマンの日。

明日のネタは、これだな。