当社で運営しております、みどりの杜デイサービスセンター。
その名前の由来をご紹介します。
みどりの杜の頭文字「Ｍ」を木の切り株になぞらえ、
地域に根差すべく、根を張り、新しい葉をつけています。
これがロゴマークの意味です。
介護を始めたきっかけは、遠く子供のころに遡ります。
私の父は公営の介護老人ホームで働いていました。
母もスーパーで共働きのため、俗にいうと、
家に帰ると誰もいない鍵っ子というやつでした。
そのため、学校が終って行くところは、
その母の勤務しているスーパーか、
父の勤務している老人ホームでした。
そしてその老人ホームへ遊びにいくと、
おじいちゃん、おばあちゃんがたくさんお菓子をくれて、
当時は夕方５時からは、ＴＶアニメの時間でしたので、
一緒にテレビを見てくれました。
すごく楽しい時間だったし、おかげで寂しくなかった。
もちろん、入院するまでは、家に帰れば実の祖母がいて、
溢れるほど愛情を注いでくれたことも覚えています。
だから、高齢者の方がとっても好きになりました。
しかし、その老人ホームにいると、
高齢者の方の「死」に直面することも、
なんどかありました。
認知症で徘徊し、ホームの近くが海だったので、
そのあたりで亡くなった方を腕に抱いて
運んできた父の話も脳裏に焼き付いています。
ときは流れ・・・・・
私はスポーツのケガで、整骨院の業界に入ることになりました。
そして整骨院での勤務の中で、またたくさんの高齢者の方々と
出会うことができて、学びを得て、励まされ成長することができました。
しかし、ここでもその毎日顔を見ていた方が
寝たきりになったりして、そのまま亡くなってしまうという
出来事にもなんども遭遇しました。
人の死はいつでも悲しいものです。
そこで考えました
介護事業を始めて、高齢者の方々に貢献しよう
と。
まずは介護の素人でしたので、勉強のために、
たくさんの介護施設を見て回りました。
施設のスタッフさんが利用者さんにあまりに優しく丁寧に
語りかけるそんな施設では、施設の利用者さんが
自分の祖母に重なって、涙が出そうなときもありました。。。
でも、少なからず自分の祖母や親を入居させたくない
と思うような施設もたくさんありました。
とにかく「介護」というものは、提供する側も大変だし、
利用者さんも大変だというのはよくわかりました。
そしてその頃に、経営の勉強をしていたところ、
経営の書として有名な「孫氏の兵法」に出会いました。
That's 中国古典であります。
そして、そのなかの一節に心奪われました。
「戦わずして勝つ」
なるほど！
介護が必要になる前に手を打つ。
介護が必要にならないように「予防」する。
もちろんなってからの対応も尊いことだが、
ならないように先んじて手を打つことが、
戦って勝つよりも、最上の策であること。
さすが中国３０００年の歴史であります。
そもそも我々柔道整復師は、予防介護において、
機能訓練のエキスパートであります。
予防介護とかパワーリハという枠組みができるずっと前から、
整骨院に来た高齢者の機能回復に努めてました。
強みを生かして高齢者を介護から救う。
すべての高齢者を介護にならないように、
筋力を鍛え、精神を若く保ち、自立した楽しい人生を過ごしていただく。
その理念をもとに、機能訓練型デイサービスを始めました。
そして経営課題としては、こんなにも素晴らしい尊い仕事を
している介護スタッフの給与水準が低いことがあげられます。
介護保険というは基本的に２年に一回の改定があり、
業界全体の伸びがあれば、費用の抑えが始まります。
しかし、簡単にいえば、世の中の介護人が一生懸命勉強して、
良いサービスを提供することで、利用者が増え満足が高まる。
その影響で全体の費用が増えると、逆に報酬面では下がるということ。
がんばったのに、下がる・・・・
これは財源が税金だからであります。
やはり、国にも高齢者にも良いことは、
介護にならないこと。
既存の介護サービスにとらわれず、
より良いサービスを生み出していくこと。
そして介護人の雇用状況や報酬を上げていくこと。
そうです。
「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」なのです。
by 孫氏の兵法
以上がみどりの杜デイサービスセンターの目指すところであります。
良いスタッフから良いサービスは生まれます。
職業としての介護職員ではなく、
人生＝プロの仕事としての取り組む仲間を募集しています。
志高い介護スタッフのみなさんをお待ちしています。
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