「お受験」が盛んな目黒区。評判の高い目黒区の学校(小・中学校・高校)についてまとめました | 目黒区のおすすめ物件ブログ

目黒区のおすすめ物件ブログ

都心へのアクセスも良く、閑静な住宅街が広がり、公園も大小多くあります。また、ショッピングやおでかけに人気のスポットも。資産性と住環境のバランスが非常に良いエリアで、自由が丘、中目黒など東横線の人気駅があります。


目黒区を通る東急東横線の駅名『学芸大学』『都立大学』そして『自由が丘』、これらは全て学校名が由来となっています。


「東京学芸大学」は1964年に小金井市に、「東京都立大学(現・首都大学東京)」は1991年に八王子市に移転しており、学芸大附属高は今も目黒区と隣接する世田谷区下馬(学芸大学駅から徒歩約15分)にありますが、都立大附属高は2011年に都立桜修館中等教育学校に吸収されました。
ちなみに移転後に駅名改称の是非を住民投票で問いましたが、結局そのままの駅名が残されることとなりました。

というわけで、駅名となった学校で現在もその地にあるものは、東京学芸大学附属高等学校と自由ヶ丘学園高等学校だけとなっています。


<東京学芸大学附属高等学校>
東京学芸大学附属高等学校


<自由ヶ丘学園高等学校>
自由ヶ丘学園高等学校


さらに東急東横線で横浜方面に下る日吉駅には「慶應義塾大学」もあります。これは現在の東急電鉄の創始者となった五島慶太が沿線の日吉台の土地約72000坪をなんと無償で提供し誘致したのです。


<慶応義塾大学>
慶応義塾大学


さて鉄道の経営者としてつとに有名な五島慶太氏は大正から昭和にかけて沿線に娯楽施設やデパートを作り東急線沿線ブランドを高めましたが、“将来的な街の発展は学校だ”と言わんばかりに大学等の学校もさかんに誘致しました。
まず、1924年には関東大震災で被災した『東京工業大学』を蔵前から大岡山に移転させることに成功させます。そして前述の『慶応義塾大学』は1929年。その他1931年に『日本医科大学』に武蔵小杉駅近くの土地を無償で提供し、1936年には青山にあった『東京府青山師範学校』に資金援助を行い、世田谷・下馬に誘致するなど、沿線は学園都市として付加価値が高まっていくことになりました。


こうした背景も理由にあるのか、目黒区は小中学校の受験が盛んな地域でもあります。
東京都教育委員会の調査結果によると地区別の私立中学への進学率は、23区では「目黒区」が31.6%と4番目に多いという結果がでています(2011年)。また小学校での私立入学率は統計データはありませんが、区内の書店の小学校受験参考書コーナー面積の広さから見ても、相当な割合なのではないでしょうか。
区立の小学校は選択制を導入しており、隣接する学区に希望を出せば通えるよう柔軟性を持たせていますが、それでも目黒区の“私立小中学校へのお受験”割合は全国的にも高水準です。



ただ公立も負けてはいません。目黒区内の公立高校では『駒場高校』、そして英語教育が盛んな『国際高校』が有名大学への進学率も高く、名門校として知られています。

そこで、以下に目黒区から通いやすい有名校、区内で人気の高い公立校をまとめてみました。


▼私立・国立校(中高一貫校)

筑波大学附属駒場中学校・高等学校(男子校)
偏差値全国トップの有名進学校。通称は「筑駒」(つくこま)で中高一貫制男子校。東京都世田谷区池尻四丁目で、池尻大橋駅から徒歩10分。池尻大橋駅は目黒区と世田谷区の境にあります。

駒場東邦中学校・高等学校(男子校)
中高一貫教育。「駒東 (こまとう)」の愛称でよばれています。筑駒の隣にある、これまた名門校です。

麻布中学校・高等学校(男子校)
中高一貫教育校。所在地は東京都港区元麻布で、東京メトロ日比谷線広尾駅徒歩10分。東横線との直通運転はなくなりましたが中目黒駅から日比谷線ですぐです。

青山学院中等部・高等部
東京都渋谷区渋谷四丁目にある私立中高一貫制男女共学校。渋谷駅からも宮益坂をのぼれば15分ほどですね。

渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校
こちらも渋谷から原宿方面にあるいた私立中高一貫制男女共学校。女子柔道部が強いことでも有名です。

東京学芸大学附属世田谷中学校
東京都世田谷区深沢に所在する東京学芸大学附属の共学の国立中学校。学芸大学駅から15分ほどです。


▼目黒区の公立校(高校)

東京都立駒場高等学校
東京都目黒区大橋二丁目にある都立高等学校。東京都教育委員会より進学指導特別推進校として指定されています。
※進学指導特別推進校とは:将来の日本社会を支える高い資質を持った生徒の能力を一層伸長させ、国公立大学や難関私立大学等への進学希望も実現させる学校として、過去の進学実績、進学指導に対する取組状況を総合的に判断し、平成19年度から指定しています。

東京都立国際高等学校
東京都目黒区駒場にある都立高校。国際学科を設置している学校で、入試問題は英語のみ自校作成問題を導入しており、高度な英語力が要求されます。平成25年に駒場高校と並んで進学指導特別推進校として指定されました。指定校6校のうち2つが目黒区ということになりました。

東京都立桜修館中等教育学校
東京都目黒区八雲1丁目。2006年に開校した公立の中高一貫校。校風や伝統は7年制旧制府立高等学校尋常科を起源とする東京都立大学附属高等学校の流れを汲み、現在でも首都大学東京(旧東京都立大学)との交流が盛んです。


▼その他公立校(小中学校)

目黒区立東山小学校
東京都目黒区東山1丁目。学力の高さや進学実績では区内で有数。学区内に各省の国家公務員官舎が多数位置している関係上、キャリア官僚のお子さんが多く、そのため帰国子女の生徒が多いことでも知られています。


その他では“校舎も新しくなり、隣接小学校希望入学制度で、学区外からの入学希望が多い”『碑(いしぶみ)小学校』(碑文谷1)、近隣では“目黒の学習院”と呼ばれている『大岡山小学校』(平町2)、東山小学校と隣同士の学区となる『烏森小学校』(上目黒3)なども人気が高い公立小学校です。
中学校は『東山小学校』と『烏森小学校』の2つの学区域が中心で、『東山中学校』は帰国生徒に関する教育研究の指定校にもなっている名門公立中学校です。



>>目黒区の最新物件情報はこちら


<関連リンク>
東京都教育委員会
進学指導特別推進校及び進学指導推進校の指定について(東京都)