だいぶ前の話になるのだが私は追突事故の被害にあった。
事故といっても大怪我というほどの重傷を負うものではないのだがやはり打ち所によっては障害になるリスクを考えたら決して笑い事ではない。
車を乗り回すほどドライブが好きではないため、その分事故には遭いづらいのだろうが長年乗り続けていた愛車が痛むのは正直いい気分でもない。
後ろのナンバープレート付近がへこみができた。
事故を甘くみてはいけない。
しばらくして修理を終えて戻ってきてから遠出をして走らせていた道中に車による追突事故を目撃した。
運転手と見られる乗車していた人等が外にいた。
うずくまっていたり、しきりに電話先の保険会社に声をあらげていたり、追突された自分の車を見回していたりと様々な動向の人の仕草に不安と好奇が私の中で渦巻いていた。
事故に遭う前であれば気にも止めないのだったのだろうが、いざ自分が事故を経験してみると事故当時がフィードバックするかのように恐怖が呼び覚まされてくる。
その度に額や手にこびりつくような汗が吹き出てくる。
一度事故を経験すると忘れられないのか体が知らせてくれるようなのだ。
「こうはなりたくはない。」と。
事故を防止するために免許更新時に講習を受けるのだが百聞は一見にしかずとはよく言ったものだ。
事故を経験すると体制が身につく。
それは生死の在り方を理解するほどの経験をしたからだ。加害者の車の速度や衝突する箇所が違えば死に直面していたからだ。
そのせいあって最近はハンドルを持つ力加減が半端ではなくなっている。
バックミラーを見る頻度も格段に上がっている。
運転は臆病であれ。
そんな運転スローガンが今更その意味合いが理解できた今日この頃である。