選手、コーチ、関係者の皆さん、おめでとうございます。
2試合を残しての連覇。
負けはしたものの、堂々の優勝であり、胸を張って良いと思います。
心残りなのは、前人未到の「3年連続の勝点70以上」を逃したこと、大分トリニータが持つ「シーズン最小失点24」に並べなかったことですね。
多くのサポーターが鬼木監督を絶賛していますが、僕は、この連覇は風間前監督と鬼木監督の共同作業によるものだと思っています。
風間さんが築いた技術があり、その技術を維持したうえで、鬼木監督が修正を加えました。
風間さんが監督のままでは成し遂げられなかっただろうし、鬼木監督だけでも不可能だったと思います。
止める、蹴る、外すという技術を大切にしながら、切り替えの早さ、前からの守備、球際といった部分を磨き上げ、この連覇に繋げました。
僕は、鬼木監督だけでなく、風間さんにも心から有難うと言いたいです。
今思えば、2016シーズンを以って退任した風間さんは、自分が監督を辞めることでチームが好転する可能性があることを予見していたのかもしれません。
風間さんが監督に就任したのが2012シーズンの4月。
それから5シーズンが経過し、選手の技術は格段に向上した。
しかし、それでも到達できなかったタイトル獲得には、監督を変えることによる新たな試みが必要なのではないか?
風間さんがそう判断した可能性もあるということです。
風間監督の下でコーチを務めていた鬼木さんは、2017シーズンに監督に昇格すると、風間監督時代に疎かにしていたと思う部分の改革に着手した。
しかしそれは、風間さんの監督時代に築いたものを壊したうえで一から作り直すのではなく、風間サッカーをベースにしたものでした。
そこが連覇に繋がった要因だと思います。
僕が凄いなと感心したのは、選手が風間さんに対する感謝の言葉を述べることなく、ひたすら鬼木監督を持ち上げている点です。
鬼木監督にとっては、風間さんの遺産で優勝したと言われるのは嬉しくないですからね。
強いだけでなく、上手くて面白い。
選手とサポーターの距離が近く、ホームタウンを大切にする。
サポーターも確実に増え続けており、多額の賞金も手に入れた。
今のフロンターレは全てを手に入れつつあるJリーグで最も理想的なクラブだと言えます。
そのようなクラブのサポーターであることに感謝し、これからも川崎フロンターレを応援していきたいと思います。
ところで、最近のチケット争奪戦には本当に困ります。
人気者ゆえの悩みですよね。
最終戦のチケットも発売開始直前からスタンバイしていたにもかかわらず、やっとの思いでホームA自由席を確保です。
危うく最終戦に行けなくなるところでした。
もう2019年はシーズンチケットを買うしかありません。