びっくりしました。
家長がフロンターレのサッカーに合わせたという感じではなく、家長の良さをフロンターレの試合の中で上手く融合させることができたということでしょうか。
そして、いつもより走っていたと思います。
とにかく、昨日の家長には必死さが感じられました。
家長のプレースタイルからして、彼はフロンターレにフィットできないと思い込んでいたけど、そうではないことがわかりました。
あとは小林悠とスタメンから共存できるかですね。
ポジションがやや重なりますからね。
昨日の家長のプレーを見ると、フリーマン的な使い方をしてあげれば活躍できると思いました。
何と言っても。彼の特徴は身体の強さとボールキープ力です。
彼に預ければ殆どボールを奪われることはありませんので、これをどう生かすかという点に尽きると思います。
３点目の直前、ボールを戻さない鹿島に対し、家長が力づくでボールを奪いとったシーンには感動しました。
今後の過密日程を考慮すれば、家長を戦力として計算できるのは非常にデカイです。
奈良と金崎のバトルは見ごたえがありましたね。
金崎を潰し続けてくれた奈良のプレーを見ると気分爽快ですよね。
奈良の課題といえば、ビルドアップ能力とラインコントロールでしょうか。
昨日も危険なパスミスが２本くらいありました。
鈴木優磨のゴールの際、奈良はオフサイドを取ろうとしたのでしょうか？
あそこは奈良次第でオフサイドが取れたのですから、もう少しラインを上げるべきだったと思います。
そうやって考えると、谷口は安定感のある選手ですね。
ビルドアップでのミスが非常に少なく、ラインコントロールのミスもない。
セットプレーで得点することもできる。
足も遅くないし、ケガに強い。
センターバックとしてオールマイティな能力があり、監督がスタメンで使いたい選手だと思います。
登里はチームにとって必要な選手ですが、あの右足はなんとかなりませんかね。
ボールが不意に来ると焦ってミスしてしまうことが多いように感じます。
シュートを撃つことの準備があまりできていないのかもしれません。
試合内容としてはフロンターレが序盤から一方的に押し込んだ展開でしたが、これは鹿島にとっても予定通りだったと思います。
元日の天皇杯決勝と同じ展開です。
昨日の試合では、鹿島アントラーズのカウンター攻撃の意識を強く感じました。
チャンスと見るや、人数をかけてゴール前になだれ込んでいこうとする姿勢を強く感じました。
特に前半40分くらいのプレーですね。
あれは完全にやられたと思いました。
あそこは、イエロー覚悟でプレーを止めるべき場面です。
鹿島が逆の立場なら、絶対にファールで止めていたシーンです。
結果的に失点に繋がりませんでしたが、その点については不満ですね。
そのあたりがフロンターレの甘さなのかもしれません。
後半25分くらいにハイネルが接触で倒れました。
このシーンで鹿島はボールを出してくれませんでした。
その直後にフロンターレがボールを奪い、審判に促されるような形でボールを外に出しました。
そのリスタートが鹿島のスローインで行われたわけですが、なぜ鹿島はボールをフロンターレに戻さなかったのでしょうか？
あの程度で倒れるな、時間稼ぎをするなということでしょうか。
ハイネルが過剰に痛がって時間稼ぎをしたのでしょうか？
私はそうは思いません。
普通、時間稼ぎをしたいのであれば、ゴール前の危険なエリアでは倒れないはずです。
それは、ボールを出してもらえなかった場合のリスクが高いからです。
そして、ボールデッドでなければ、オフサイドラインにも影響します。
あのような非紳士的なプレーは、いかにも鹿島らしいとは思いますが、試合があまり荒れなかったことについては西村主審に感謝です。
レアンドロのフライイング・ボディアタックにはムカつきましたが…
阿部のプレーは相変わらず素晴らしいですね。
１点目のスルーは、人に食いつく特徴のある鹿島らしさ（ダボハゼ・サッカー）を逆手に取りましたよね。最高です。
ダボハゼって知ってますか？
魚の一種で、どんなエサにも直ぐに食いつく頭の悪い魚です。
そして、２点目のシュートも針の穴を通すようなプレーです。
開始早々のシュートも、僅かに外れたものの決まっていればスーパーゴールでした。
とりあえず、これでリーグ戦が面白くなってきましたね。
来週からは連戦が続きます。
鬼木監督が、どうスタメンを回していくか注目です。
等々力から帰路につく際の夜風がとても心地よかったです。