前半戦が終了しました。
首位は鹿島で勝点36。
フロンターレは勝点32の5位です。
過去の例を見ると、前半戦を終えて2位か3位につけていたチームが、逆転でリーグ優勝したケースが多いですよね。
そして、前半戦4位以下のチームが逆転優勝したケースは殆どありません。
ただ、今シーズンは前半戦の首位である鹿島から6位のマリノスまで、勝ち点差4の大混戦です。
ですので例年と比較することはできず、6位のマリノスまでは十分に優勝できるポジションです。
2014年シーズンは、前半戦を終えて首位と勝ち点差12の8位だったガンバ大阪が世紀の大逆転劇を遂げましたが、あのような奇跡的な優勝は、なかなかあり得ないと思います。
過去の例や勝ち点差などを考慮すれば、リーグ優勝は上位6チームに絞られたと思います。
フロンターレは、順位こそ5位ですが、勝ち点差4は十分に射程圏内です。
リーグ優勝のライバルは、鹿島アントラーズ、セレッソ大阪、ガンバ大阪の3チームだと思います。
マリノスは優勝する力はありません。
レイソルも圧倒的な強さやしたたかさが無く、いずれ失速すると思います。
フロンターレのキーになるのは、
1.ケガ人が続出しないこと、
2.大島僚太が離脱しないこと、
3.家長がチームにフィットするか、
の3点だと思います。
ところで、先日の浦和戦はフロンターレの快勝でした。
この試合の後半43分頃に発生したエドゥアルドのプレーは、イエローカードが妥当なのでしょうか?
そして、レッドカードが出されるべきだったのでしょうか?
多くのサッカーファンが、非常に悪質なプレーで一発退場が妥当とコメントしているようですが、私の考えは違います。
イエローカードが妥当だと思います。
レッドカードの必要はありません。
まず、あのシーンをリプレイ映像で見ると、エドゥアルドはボールに行こうとしているのがわかります。
浮き球に対しスライディングでボールを奪いに行きましたが、李忠成の方が先にボールに触ることができました。
もしかしたら、エドゥアルドは忠成が先にボールに触ることまで見越し、その後のボールの軌道を予測したタックルに行った可能性もあります。
ボールが浮いている状態ですから、当然、タックルに行く足は上がります。
そして、浮いたボールがちょうど膝の高さくらいだったことから、エドゥアルドは膝の高さでタックルを試みたということです。
ちなみに、エドゥアルドは足裏でタックルはしていません。
足首を思い切り伸ばし、足の表側でタックルに行っています。
そして、このタックルが空振りに終わり、残り足の裏側が忠成の左足と接触したということです。
空振りに終わったエドゥアルドの左足首は、必然的に普通の状態に戻るわけですから、足首は曲がった状態に戻ります。
つまり、歩行する人間にとって普通の状態に戻ったということです。
その戻った左足の裏側が、エドゥアルドを交わそうとした忠成の左膝外側と接触してしまったのです。
あのシーン、エドゥアルドが故意なファールをしたのではなく、なおかつ足裏を見せてタックルに行っていないことを家本主審は感じ取ったはずです。
ですのでレッドカードを出さなかったのだと思います。
横山知伸が佐々木翔の右膝にに見舞った故意のタックルとは大きく異なります。
足を上げたエドゥアルドのプレーを非難する方がいますが、全くのナンセンスです。
では、浮き球を足でトラップするのはダメですか?
ボレーシュートは禁止ですか?
オーバーヘッドもダメですか?
そんなルールはありません。
あれもダメ、これもダメではサッカーになりませんし、サッカーの醍醐味も著しく低下します。
意外だったのは、李忠成選手がツイッターで呟いたことです。
どのような意図を以ってあのツイートをしたのかは不明ですが、エドゥアルドが故意に膝を狙ったと感じたのであれば、ちょっと信じられないです。
スポーツにケガはつきものです。
お互いがフェアなプレーをしようとして大ケガが起きたとしても、そこは相手選手を批判すべきではありません。
あのツイートを見て、李忠成選手は逆にスポーツマンらしくないなと私は思いました。
少なくとも、私が李忠成であれば、エドゥアルドを許します。
最近は膝上までストッキングを上げる選手がいます。
これはケガ予防のためにも非常に良いと思います。
ただ、この欠点としては、多少スプリントに影響があったり、関節の動きが悪くなったりするというのがあると思います。
そこが気にならないのであれば、ストッキングを膝の上まで上げてプレーした方が良いと思います。
話が長くなりましたが、エドゥアルドのプレーについてはイエローカードが妥当だと思います。