プラトンが残した岩窟の寓話


この世界、この社会は

岩窟の中のようなもの

人々は出口に背を向け

壁に写っている影絵に夢中になっているって話


その影絵の世界で

上だとか下だとか

勝ちとか負けとか

沢山とか少ないとか

良いとか悪いとか

こうでなきゃ

ああでなきゃ

そんなことで一喜一憂している


そんな中に変わり者が現れたりする


あくびをしながら暇だなーって

後ろを振り替えると

今まで目にしなかったものが飛び込んでくる


………???

………あれってなんだ???


変わり者は周りに聞いてみる


ちょっと……

あのさ……

あれ見てみてよ?

あれってなんだろ?


すると

無視されたり

邪見にされたり

悪いものだってレッテルを張られたり

先生!!○○君が迷惑です!!みたいにさ 笑


それでも

変わり者は見てしまったから

気になってしょうがない


あれってなんだ?

見てみたい

触れてみたい

知りたいって


変わり者はどこかの段階で

一人で確かめる決断をする


みんなの和から離れて

一歩ずつ一歩ずつ暗い岩窟の中を

手探りで進んでいく

足元は整備なんてされていない

転んで擦り傷を作ったり

頭をぶつけてコブを作ったり

みんなとの違いに不安になったり

みんなの言葉が胸に突き刺さって悲しくなったり

遠くから聞こえるみんなの笑い声に後ろ髪引かれたり

自分が間違っているのか?って孤独に苛まれたり


出口に近づくほどに

不安や恐れ、後悔が大きくなっていく


それでも

目にしたものを頼りに

一歩ずつ一歩ずつ進んでいく


最後の最後に

変わり者は出口に辿り着く

出口に一人立って岩窟の外を眺める

すげー………ってね


日本には

井の中の蛙、大海を知らずって諺があったりする


国が違って

時代や慣習

言葉が違っても本当の事って残されてたりする


こんなことって本当にあるんだよ


変わり者??上等です!!


位で丁度良かったりするかもね😃