森の中を

一人でお使いに行くのって

人生に似てるって思う


なにが正解で

何が間違いか

不安になりながら

道を選んで

成功したり

失敗したり

盛大に転びながら

一歩ずつ

一歩ずつ

進んでいく


そんなとき

オオカミって本当に居たりして

痛い目にあったりする


優しいお婆さんの姿で

ベッドの中に姿を隠したりして

優しい声で

優しい口調で

優しい言葉で話しかけてくる


不安なとき

そんな風に近づかれたら

ホッとして心を開いて

信じてしまったりもする

それって、誰だって経験したことがあると思う


どれ位、昔に書かれたお話か分からないけど

本当に良くできたお話だなって思う


だってさ?

現代にも置き換えることが出来るから


対人関係

ビジネス

最近、流行りの詐欺

男女の恋愛にまで


自分は自分のことを

赤ずきんだと思ってる


沢山、辛いこと、悲しいことがあった

一人で抱えきれないような荷物を抱えて

涙を流したり

鼻水ズビズバいわせながら

盛大に転びながら歩いてきた


本当に本当に

しんどい思いをして

ようやくようやく思い知った


ちゃんと見なきゃ!!ってさ


相手がどんな人なのか

どんなことを話すのか

どんなことをするのか


オオカミはオオカミだって

バレないように必死だよ

演技もするし

根回しもする


それでも

きちんと見れるようにならなくちゃって

本当に思い知らされた


人は人らしく居て良い

自分は自分らしく居て良い


その為にも

赤ずきんに学んだことは

大切だと思ってる