Ninja250SLがサーキットで走れるようになって、桶川スポーツランドへ行くようになりました。
Ninja250SLは排気量で区分される「大型クラス」になるので、一緒のクラスで走るバイクはほとんど4スト250かモタードになります。
つまり、小型クラスの時間は見ているだけになります。
そこにNSR50やNS1などの2スト勢が元気よく走っているのを見て、「2ストの原付もいいなぁ」と思い始めました。何と言っても音と匂いが良い。
しかし
今や絶滅危惧種の2ストの価格高騰は半端ない勢いで上がっています。
NSR50など、不動車、鍵、書類無し、欠品無しで20万以下で探すのは難しいです。
完動車に至っては60万円越えてますので、おいそれサーキットなどで走るのが勿体ないくらいです。
2ストの原付
探せばそこそこあるのですが、いくつか問題点があります。
RG50Γ(Wolf50)・・・スポーツ原付として発売が古いがスズキは未だにパーツの供給がありレストア向けではあるものの、球数が少なく、たまにオークションに出てくる車体はフレームが錆で穴らだけで補強しないと使えないものがほとんど。
リアブレーキはドラムブレーキなためサーキットではフェードする。
タイヤもF17インチR18インチと現在ではタイヤを選びにくい。
RZ50(1981)・・・形が一番好きな原付だが、YAMAHAの補修パーツはほぼ新品が出ないのとタイヤが前後18インチなため、タイヤが選べない。そもそもブレーキが非力でストップ&ゴーのサーキットには向いていない。
YSR50・・・空冷で非力かつ、フレームの程度の良いものがほどんど存在しない。空冷時代のYZ80のエンジンがポン付けできるのが良いが、ブレーキが付いてこないのでTZM50Rのフロント周り、リアの移植が必要(よってかなり高価になる)
その中で唯一価格が安い原付で、今でもサーキットを走れるのが
TZR50Rでした。
TZR50(3TU)と後期型のTZR50R(4EU)では見た目はほぼ同じでけど、後期型4EUエンジンがまるで別物になっていて、RZ50(RA02J)、TZM50Rを共通のものがあり、今でも補修パーツは入手可能。
難点は、キック無しセルスターターのみなのでバッテリーが必要なこと。
発電が必要なため、インナーローラー化が出来ない(押掛け専用ならできるかもしれないが)
タイヤがF16R17と言う変則タイヤですが、今でもハイグリップタイヤが入手可能。
これをオークションで探してみたところレストアしかけの、まるでベアボーンキットのような状態の車体が15,000円で出品されていた。
想像するにオーナーは部品集めの途中で挫折したらしく、欠品も多数だが、書類付きフレームと塗装しかけのタンクがあることが決め手になって、落札しました。
その時の状態がこれ・・・
落札した相手が宮城の方だったので、車体と段ボールで送料が3万越えるということだったので、だったら自分で取りに行きますと、深夜の国道6号を北上して高速代を安く抑え燃費走行で石巻まで取りに行きました。
おかげで、高速代、ガソリン代を合わせても1万2千円程度で引き取りできたので満足。
さぁ、これからTZR50Rのレストアが始まります。(いつ完成するんだろうかw)