バイクロードレースの最高峰MotoGPをご存じだろうか?

今週の初めに行われた世界バイクロードレースの最高峰MotoGPの第1選で、日本人が大活躍しました。
レースを場所は中東のカタールで行われたのですが、新型コロナウイルスの感染が広がるイタリアからの旅客に対し検疫措置を厳しくする措置を取ったことで、最高峰クラスであるMotoGPクラスのレースは中止されることとなりました。
ただし、Moto2クラスとMoto3クラスに関しては、関係者がテストのために既に現地入りしていたため、レースは行なわれました。

Moto3クラスでは、予選1番手に日本の鈴木竜生選手がマークしました。
これはポールポジションと言って、予選中に一番早いタイムでサーキットの1周した人に与えられるレースを有利に走らせるために、一番先頭の位置からスタートできる権利を得たことになります。
本選ではポールポジションからスタートした鈴木選手は5位、日本の小倉藍選手が3位入賞して、オリンピックなら銅メダルです。

Moto2クラスは予選14位からスタートした長島哲太選手が、13台抜きで見事優勝しました。
オリンピックなら金メダルです!

しかし、この話題は、レースの放送自体、地上波では放映されておらず、
カタールの日中の気温が高いことから、夜にレースを行うナイトレースだったため、長島選手の優勝が決まった時間は日本時間で深夜の1時、そのためか、ほとんどのニュースでは取り上げてもらえてない状況なので、一般の人に知られていない状態だと思います。

この世界選手権であるMotoGPでは、かつて日本人が大活躍した時代がありました。
1993年から2000年くらいにかけて、表彰台に日本人が立たないレースは珍しかったくらいです。
今回のカタールグランプリで、日本人の大活躍が期待できるような、そんなレースだったと思います。

もし、MotoGPを知らないと言う人がいたら、ぜひネットで調べてこれから注目してもらえると嬉しいです。


Moto3クラスとは
単気筒4ストロークの250ccエンジンのバイクで行われるクラスです。
タイヤは指定メーカーのタイヤを使用して、各メーカー規定の市販車ベースからレースマシンを制作して参戦しています。
2015年より最低マシン重量が3kgアップされ、152Kgに変更された。
参戦の上限年齢が、28歳までとなっていて若手のカテゴリーと言えるでしょう。
2020年は、日本人が6人が参戦しております。

Moto2クラスとは3気筒4ストローク765ccで、「トライアンフ社が提供するエンジン、ダンロップのタイヤ」を使用することが決められています。
エンジン、タイヤ共に”ワンメイク”ですが、フレームだけは選ぶことができます。
2020年は、長島選手が1人が参戦しております。