前回のブログでは、世界遺産のある道の駅「花の窟(はなのいわや)」へ行ってきたところまでお話しました。

この時点で時刻は正午、12時。

走行距離が438kmなので、このまま引き返しても1000km近く走ることになるので「走る」ことだけが目的ならすでに達成しています。

元々は1日で紀伊半島1周できるか?っていう目的だったのですが、せっかく紀伊半島に来たのだから色々見たい、行きたいって言う欲望の方が高まり、熊野神社や熊野古道を見てきたいとなり、ツーリングは続行されました。

 

熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へ通じる参詣道の総称で、和歌山県、三重県、奈良県、一部大阪府にも跨っている道です。

この神社へ通じる参詣道は、紀伊半島と言う地形から、どこまでも続く山々と谷に覆われているにも関わらず、交通開発が困難で、往来に適する場所は限られている。

現代の主要な交通路は古人の拓いた道に並行あるいは重複して存在するため、古人はこの景色を見ながら神社へお参りをしたんだなぁと思いをはせながら、現代の鉄馬を走らせて行くのも楽しいかと思い熊野古道を走って見ました。

本来の古道は、石畳だったり、山道だったりしているので、その全てをバイクで走らせるのは難しいのですが、一部国道として、現代にも存在している道を選びました。

 

熊野本宮大社

主祭神は、先ほど立ち寄った花の窟に葬られている家津美御子大神(スサノオノミコト)です。
歴史を遡ると、古代本宮の地に神が降臨したと伝えられています。

室町時代には、武士や庶民の間にも熊野信仰が広まって大勢の人が絶え間なく参拝に訪れる様子は「蟻の熊野詣」と例えられるほどの参拝者がいたそうです。

 

続いて、新宮市にある熊野速玉大社へ行きました。

熊野本宮大社からは35kmほど離れていますが、バイクなら45分程度で到着できました。

熊野速玉大社

境内には神木とされる天然記念物の「ナギの木」の大樹があります。

 

ここまで来たら熊野三山全て回ろうと思い、熊野那智大社へ向かいました。

さらに、速玉大社から20kmと少し、一部高速の無料区間を使って30分ほどで観光名所「那智の滝」の入り口が見えました。

しかし、ここで神社の境内へ向かう入り口が見当たらず、うろうろしていたのですが、夕日の沈む本州最南端、潮岬を拝んでおかないとと、参拝はあきらめ潮岬へ向かいました。

那智の滝から40km強なので、日没に間に合うように移動開始。

途中にも眺めの良い場所があり、立ち止まって写真に収めようかと思いながらも、日没時刻との関係を見ながら、少しだけ立ち寄ってみました。

なんとか、潮岬に16時半に到着。

さすが西の地域になると日没時刻も東京より遅く、まだ夕日が海に沈まずに、最南端の碑を見てこれました。

そしてあまりにも、夕日がきれいだったので、日が沈むまでずっと海を眺めていたら時刻は17時を過ぎ、辺りは暗くなってきました。

前日の22時に家を出てきたので、残り5時間で家に帰らないと1日では回り切れないことになります。

さすがに、潮岬から600km以上離れている自宅に5時間で帰るのはあきらめ、さらに紀伊半島を海沿いを走り、大阪方面へ出て1周を終えて帰ってきました。

紀伊半島1周、総走行距離が1284km

0泊で紀伊半島1周は出来ましたが、24時間では足りなかったですねてへぺろ

おそらく自分の中では日帰りツーリングの限界でしょうね(笑)

 

この時の動画をYoutubeでもアップしておりますので

ご興味ある方は、そちらもご覧ください。


 
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