私は犬が好きで今はマルチーズを飼っています。この前の日曜日の早
朝、ゴルフ場に行く途中で、左前足の不自由な犬が一匹びっこをひきな
がら道を横断しているのに出くわしました。スピードをゆるめて、横断
し終わるのを見ていると、少し先に同種の犬2匹がそのびっこの犬を待っ
ているではないですか。おそらく兄弟たちで共に行動しているのしょ
う。そして彼らは捨て犬に違いありません。諸々の運命を受け入れて今
日までけなげに、一生懸命頑張ってきたんです。いつまでも元気でいて
ほしい、と願うばかりです。
彼らを見て、むかーしのことを思い出しました。たぶん小学2年生だっ
たと思いますが、飼っていた犬が4匹の赤ちゃんを産みました。父は私
に「捨てて来い」と言いました。私はその4匹の赤ちゃん犬を布にくる
み抱っこして捨てに行きました。確かその布ごと、藪の中に置き去りに
したと思いますが、すぐには立ち去れず、しばらくの間しゃがんで、じ
ぃーと赤ちゃん犬たちを見つめていました。2年後に父は他界しまし
た。母はもともと犬が苦手だったのと、貧しかったのもあり、父が死ん
でから半年後に母犬も捨ててしまいました。ちょうど学校から帰ってき
た時、遠方に行くトラックに乗せている所でした。何故か何も言えず、
じぃーと見つめていました。何故泣き叫んででもひきとめなかったの
か、悔いが残っています。
私の切ない思い出でした。