紫陽花の名所として知られる藤森神社、境内には参道西側の第一紫陽花苑、
本殿北側の第二紫陽花苑と2か所の紫陽花苑があり、青・赤・紫・白と色とりどりの紫陽花が
参拝者の目を楽しませてくれます。
今回は第二紫陽花苑を中心にあれやこれやのエトセトラ。
なんと境内には七福神が置かれていました。『藤森七福神』です。
左から
福禄寿:招徳人望
弁財天:知恵財宝
布袋尊:笑門来福
毘沙門天:融通招福
恵比寿天:商売繁盛
大黒天:福徳開運
寿老人:長寿延命
藤森七福神は、七福神行列の復活を祈念して奉納されました。
藤森神社の『不二の水』
紫陽花は水が不可欠の花ですが、藤森神社の境内には、「2つとない水」という意味の
不二の水が湧き出ています。
『不二』は『不死』にもつながり、健康長寿、勝運にご利益があると言われている名水は、
地下約100メートルから湧き出る御神水で、今も人気で平日でも多くの地域住民が
水を汲みにやってきています。
京都の飲める名水として知られています。
『本殿』。
切妻造桧皮葺 正徳2(1712)年、中御門天皇より賜ったもので、
宮中内侍所(賢所)であった。現存の賢所としては最も古く、その原型をよくとどめています。
藤森神社の『旗塚(はたつか)』は本殿の東側にあり、いちいの切株が祀られています。
神功皇后が新羅出兵から凱旋し、纛旗(とおき)といわれる軍旗の中で一番大きな旗を
納めた所といわれています。
このいちいは「いちの木さん」と呼ばれ、参拝すると腰痛が治ると信じられ、
新撰組の近藤勇も参拝したといわれています。
この右側に第二紫陽花苑の入り口があります。
こちらの紫陽花は第一紫陽花苑に比べて時期が早かったみたいで
あまり咲いていませんでした。
拝殿には太鼓がずらりと並んでいました。
この日は紫陽花祭りの期間中の行事として
10:00 雅楽・舞楽奉納(藤森雅楽会)
13:00 蹴鞠(けまり)奉納(京都蹴鞠保存会)
14:00 藤森太鼓奉納(藤森太鼓保存会)
が予定されており、私は藤森太鼓奉納前に訪れたのでそのリハーサルが
行われていました。
大太鼓によく見られる巴の紋、三つ巴。
やっぱ和太鼓とえいばこれっすね。
外国人女性の方も大太鼓を叩かれてらして感動しました。
いやあ和太鼓って本当にいいですね。
大太鼓の音はとても心地よくて、勇壮でダイナミックにばちを打ち込む姿に
ハイテンションになりました。
お祭りをやっている時でないとなかなか聴くことができないので
いいタイミングで訪問出来てラッキーでした。