オランダのお正月は日本とだいぶ違う印象です。

 

人によってお正月の過ごし方は違うかと思いますが

私の場合は、大晦日の夜に友人の家に集まってパーティーをして

外で寒い中キャンプファイヤーをしてトップ2000をラジオで聞きながら

Queenのボヘミアンラプソディー(大体毎年カウントダウンの時に流れる)を肩を組んで合唱して

カウントダウンして花火を眺めながら、シャンペン飲んでイエーイとかして

早めにパーティーから帰り、花火うるさいながら寝て

朝早めに起きてお雑煮を食べます(*‘ω‘ *)

 

今回はオランダのお正月の風物詩をまとめたいと思います。

 

食べ物

・オリーボーレン

オリーボーレン(oliebollen)を日本語訳すると油玉。

ドーナッツの原型ともいわれる

主にオランダの年末年始食べられるものです。

味や感触は沖縄名物のサーターアンダギーを

もっと柔らかく、ふわふわにした感じです。

粉砂糖がかかっていたり、レーズン入りのものがあったり

甘すぎず素朴な味でオランダ在住の日本人にも大人気です!

 

・アップルベニエ

アップルベニエ(Appelbeignets)はリンゴと小麦粉を油で揚げて

シナモンシュガーをたっぷりまぶされたお菓子です。

これもオリーボーレンとともに年末年始によく食べられます。

これまた揚げ物ですが

シナモンシュガーとリンゴのハーモニーは絶品です!

 

テレビ番組

・トップ2000

日本の年末年始で定番のテレビ番組といえば紅白歌合戦ですよね。

オランダでは「トップ2000」という番組があります。

これは毎年一般の方々が「今年の好きな曲」を投票し、ひたすら流す番組です。

バーの様なセットで一般人も入れます。(実はヤンさんも数年前ここにいました。笑)

時々、ランクインした曲にまつわるプチドキュメンタリーやクイズ、

一般人の思い出話なども放送されます。

オランダの曲はもちろん、ドイツ、イギリス、アメリカなど世界中の曲がランクインします。

だいたいトップ5は変わりませんが

(みんなで歌えるハードロックバンドのバラード系の曲が多いです)

ちょうどカウントダウンの時にナンバーワンが流れます。


ちなみに日本に関係ある曲として、

ポケモンの曲が毎年ランクインしているのが面白いです。
ポケモンの曲といっても日本のテーマソングとは違うアメリカ版の曲ですが
オランダ人曰く、最高にかっこよすぎるアニメソングとのことです。
この曲が流れると若者は一斉に力いっぱい歌いだすのも面白いです!

ポケモンGOのリリース後(2016年)特に順位は上がっています。

 

イベント

オランダのお正月といえばオランダの

スケベニンゲンにあるビーチでは毎年寒中水泳があります。

確か日本のニュースでも時々あっていたような?

スポンサーがUnoxというオランダの有名なスープの会社なので

みんなUnoxの帽子をかぶって、

オランダで一番有名なビーチで毎年約25.000以上の人々が

寒い寒い冬の海に飛び込みます。

クレイジーなイベントですが歴史は古く

1960年頃からザントフォールトというビーチで始まったらしく

年々寒中水泳をする人が増えていったそうです。

ちなみに本日の気温は最高気温4度、最低気温1度。霧が多めです。

私は寒いのが苦手なので、一生したくないなぁ。笑

ちなみにこの寒中水泳の伝統はついには海を渡り

オーストラリアでもこの寒中水泳(オーストラリアは南半球で夏なので暖かいようですが)をやっているようです。

現在オーストラリア旅行中のオランダ人の友人も参加しているようです。

オーストラリアなら暖かいので楽しそう!!

 

その他

・花火

オランダが一年で一番危ない一日はお正月でしょう。

オランダでは普段花火は禁止されているのですが

お正月と王様の誕生日だけ花火を打ち上げることができるので、

一般人がクレイジーなほど花火を打ち上げます。

 

今年も例外ではなく死者が出ており、

少年たちがアパートのエレベーターの近くに花火を投げ入れ火事が起こり

アパートの住人だった家族が乗っていたエレベーターが止まり、

そのまま火に囲まれて死者が出てしまったそうです。

(現在二人の死者で他の家族も重体だそうです。。。)

もちろん少年たちはわざとではないでしょうけど、

被害者の人たちの立場になると不甲斐ない気持ちになります。