介護の中で「見守り」ということほど難しいものは

ないと思う今日この頃。

すべて手を下して、何から何までやるよりも

私には難しいと思える。特に、この義母には!

いっそ、すべて手を出せば何もかも早い。

が、義母はまだ健康で、手足も動く。

この時期に自力でやらせないと、本当に

何も出来なくなって口をあけてご飯をいれてくれるのを

待つようになるらしい。(ケアマネさんのお話)

出来ることは一杯あるのに、何一つやる気も出来ることもない。

それならば無視して済むかと言うと、それはもっと忍耐が必要で

ストレスになる。

トイレに行けて、食事が出来れば

それだけで素晴らしいことですよって言われても

本人には、口をへの字に曲げて悔しがるプライドってものがある。

ああ声がけしても、こう言っても馬鹿にされたと思う気持ちは

正常人以上なのだ。

 

例えば「わっ!嫌だ~!ご飯こぼしてる~!」と言われたら

正常なら「あははははは、やっちゃった~」と笑って済ませるところ

そうはいかないから。

 

毎日毎日幾度となく同じ注意しても、夫と二人で

声掛けに励んでも厚い壁に息を吹きかけたようなもの。

どんどん夫のボルテージが上がって、やがて怒声になっていく。

夫のはけ口だ。

 

今朝も、薬がなかなか飲めない。

声掛けしながら見守ってると、お茶だけ飲み干して澄まーしてた。

毎日同じことの繰り返し。

また薬を促すと、義母飲もうとしたお茶がない。

湯呑みを覗き、お茶碗を覗き・・・

夫も私も「お水!」「お茶!」の一言を待っていたが

とうとう意地でも「お茶、お水!」は言うまいと誓ったのかwww

 

薬を口に放り込んで水なしで飲んでしまった。

 

どうして?どうして?「お水!」くらい言えないの?

「お茶!」の一言も言えない。

それでも、老健の職員さんには目いっぱいのきれいごとが言える。

「お疲れ様でした」「ありがとうございます」「いらっしゃませ」

「お世話になりました」「そんなこともないです」「結構ですね~」

 

けれど、そのあとお茶をついであげたら顎一つしゃくって

「よしっ!」と言わんばかりの偉そうな態度よ。

「ありがとう」も言えない。私には!

 

ご飯茶わんをいつもテーブルの下で隠すようにして食べる。

たぶん腕の力がなくなって、お茶碗も重いのかと

お昼は小さなおにぎりを作って義母に与えてみた。

ラップでくるんだら

手で持って食べられる。

 

が、そのラップを開いたらお箸でおにぎりを全部つぶして

そこからちびちびと、お箸で食べ始める。( ;∀;)

 

こんなことをどう優しく鷹揚に見守ればいいのかしら?

 

私、いきりたってご飯茶わんにつぶしたおにぎり

いれましたっ!私のはけ口。

これでいいよね?(笑)