斎場についたら、今日の通夜が本館か別館かわからず

昨夜、遺体が安置されていた本館にタクシーを止めてしまった。

 

通夜会場は別館ということで、それもかなり離れている。

義母をまた歩かせるのは時間の無駄。なにより歩けない。

一気に義母を車いすに乗せ別館に向かった。

 

車いすで別館に入ると親戚の中から義姉が飛んで来て

涙ぐみながら

「ありがとうね~~、お母さんを連れて来てくれて」なんて言う。

 

泣くなよ!ちっとも本気で喜んでないことなんかすぐわかる。

 

今度は義姉の娘が飛んで来て

「おばあちゃ~~~~ん!!!!会いたかった~~~~っ」と

わんわんと号泣、号泣。

一体なんなのよ!この親子!

 

まるで私が義母を牢獄に監禁して

娑婆に出してもやらないみたいじゃないの。

 

そんなことしたって、義母は誰だかまったくわかってない。

でも、泣かれたからつられて泣く。

 

喪主のいとこが飛んで来て

「お越しいただきありがとうございます」などと言っても

ご愁傷さまの挨拶も出来ない。

 

ただ笑って、取り澄まそうとするので

「どなただかわかるの?」と義母に言うと

「そりゃわかるわよ、わかってますったら」などと言う。

 

だったらお悔やみの言葉を言え!

 

「だから誰なの?」と言うと「?????」

 

どなたの通夜だか、さっぱりわかってなかった。当たり前だけど。