義母の洗濯物を畳んでいたら

義母のパンツがまた一枚足りない。


夫にいくら義母のものは私が洗うからと

(それなりの手順を踏みたいから)

言っても

「いいんだ、いいから~」と夫が洗ってしまうんだけど


「パンツがまた一枚足りないのよ」と言うと

「いいんだ、この間デイに履いて行かなかったから

二枚しか洗濯がなかった」と言う。。。。


「え~~~?そう言うことじゃなくて、なんで履いてなかったかが問題で・・・

またどこかに隠してあるということじゃない!?」

そう言うと


「お風呂で履き忘れたんじゃないか?」と都合よく解釈する。

そんなはずがないじゃない。


ま、こんなやり取りが昨夜あったんだけど


それでも昨日は

中村梅之助さんが85歳で死去


のニュースに義母目を輝かせ

「85才だって!」などと言う。(だから何よ!)


「で、おふくろは何歳なのさ」


「八十・・・・・大体そんなもんじゃない?」などと言う。


「そんなもんじゃなくて!何歳なの?と聞いてるの」


義母時計を見て、「う~~ん、30・・・・・36くらい?」


「時計見てどこに年が書いてあるの?」


「うーーーん・・・八十・・・・うーーーん・・・


だいたいそんなもんだわ」


「大体そんなもんって、そうやって誰に聞かれてもはぐらかして

終わりなのか」


「そんなこともない」



笑いそうになったり深刻になったり

もうどうしていいかわからない。


半年もしたら、義母は自力でご飯も食べに出てこなくなるのじゃ

ないだろうか?


そうなったら本当に地獄の始まりだ。


Nちゃんが言ってたことを思いだした。

実母さんの介護で疲れ果て

極限になりお母さんに

「私はアンタのために生まれてきたんじゃない!」と

思わず口をついてでてしまったということを。


介護するものは嫁だろうと娘だろうと息子だろうと変わらない。


追い詰められ苦しみ自分を責め体力も思考も限界となり

苦しみはとどまることがない。



本当に何も考えられない頭になった義母。


昔のことは覚えてるというけど

義母にはそれもない。何を聞いても思いだせない

真っ白な頭の中。1分まえのことも昔のことも

記憶と言う記憶が抜け落ちて行く。


あまりにも茫然として

言わないでいいこと・・・言ってはいけないこと?を言ってしまった。


「お義母さん、認知症がどんどん酷くなってる!

このままじゃ半年たたずに寝たきりになるよ」


「・・・・・・・・・・」


「お願いだからトイレの電気を消すお仕事だけでも頑張ってやって!」


けれどそのたった一つのあてがったお仕事は

今の今、まだまだできない。どうしても出来ない。