九時過ぎて朝食終え、お茶一杯飲んだ義母。

ソワソワと寝に行きたくて目の前に置いてある薬も飲まず

席を立った。


夫が「大事なことを忘れてるんじゃないか?」と言うと

あわてふためいて湯呑を下げようとする。


「違うだろ!自分の大事なことがあるだろ?」と言われても

薬がわからない。


「全く寝るしか頭にないんだから!今何時だ!」と言ったら

義母時計を見て「9時30分」と答えたの。


正確には9時20分だったけど


それから脳チェックが始まった。

「今日は何月何日?」

「え~と・・・(時計を見て)9月30日でしょう!」(-_-メ


「それじゃ今の季節は?」

「?????」

「今はどうなの?寒いの?暑いの?」

「?????」

「春夏秋冬とあるけど、今はどの季節?」

「う~~~ん・・・秋かしら」

「今は何月?」

「(また時計を見て)9月30日でしょ?」(-""-;)


「それじゃお義母さんの年齢はいくつなの?」

「??????」

「年はいくつなの?」

「さ~いくつなんだろう」

「生年月日は?」

「????」

「生まれた年は?」

「13年・・・」

「何月生まれ?」

「(また時計を見て)9月30日だったかしら????」

 とうとう年齢は全く推測も出来なくなっていた。



「それじゃお義母さんの兄弟姉妹は?」

名前を言えたが生存してるか死亡してるかさっぱりわからない。


「それじゃお義母さんの子供は何人?」

「○○と△と□ちゃん」と、自分の兄弟の名前を言う。

「それはわかった。

子供は何人?」

「えーーーと、○○でしょ?△でしょ?何人なんだろう???」

と、兄弟は出て来ても子供の名前がいくら考えても全く出てこない。


夫のことは私が呼ぶようにパパと言った。


生まれた場所もわからなくなり、

義母の記憶はほとんど抜け落ちてしまったようだ。

(まだまだ細かな検証あり。)



洗面所で顔を洗ってたら夫がやって来て

「ここまで酷くなったとは思わなかった・・・はぁ~っ」

「私もよ、びっくりだわ」

「何にもわかってなかったということだね」

「シッタカしてたから気づかなかったね、ここまでとは!」



またもや職場の給湯室(あれ?こんなの古い?)の不倫現場みたいに

上司と美人秘書のヒソヒソ話になるのだった。